わが子への性教育

義務教育での性教育といえば、女子だけが集められ、生理についてなどの話を軽く聞く。

それくらいのものだった、という方も多いのではないでしょうか。

赤ちゃんがどのようにして生まれてくるかという話を、学校で具体的に説明すると、問題視されるという現状があります。

性について掘り下げた内容での教育は、ふさわしくないとされる場合が多いのでしょうか。

学校での性教育では、得られる知識が少ないとなると、家庭でしっかりとフォローしなくてはならないのかもしれません。

性教育が必要な理由 人間の体は、「男性」「女性」に別れて生まれてきて、ほとんどの場合はその後も生まれもった性を、生きていくことになります。

性について知るということは、 「自分のカラダ」を知ることと同じです。

性に関する、情報過多が問題視される現代ですので、誤った知識や、過激な情報に振り回されやすい状況にあります。

それにより、幼児や若年層を巻き込む性犯罪なども少なくありません。

そんな状況の中で、わが子から、お父さんとお母さんの体の違いや、赤ちゃんがどこから生まれてくるのか、などを聞かれることもあるでしょう。

その時、話をはぐらかしたり、「聞いてはいけないこと」のように振る舞ってしまうと、子どもはいつまでも「性のこと」を理解できません。

そうすると、子どもは性に対して、過度な恐怖心や「恥ずかしいこと」だという認識を持ってしまうことにもなりかねません。

子どもたちが、「自分の体について詳しく知ることは大切だ」、「恥ずかしいことではない」と性についてポジティブに考え、
真剣に向き合える環境をつくるためにも、家庭での性教育はとても大切です。

性教育はいつから始めればいいの? インターネットのアンケート調査によると、家庭で性教育をはじめる時期は、小学校4年生~6年生くらいの思春期前期という回答が多くみられます。

しかし、性の情報があふれている現代ですから、近年では小学校1年生や未就学児のうちに性教育をする家庭も増えてきているようです。

子どもが性に関心をもつ時期には個人差があります。

性教育をする年齢を決めておくよりも、子どもの心身の成長を見つめていく上で、両親が相談して決めるのがいいかもしれません。

性の問題はデリケートです。だからこそ、子どもが間違った性の情報を知る前に、気軽に相談ができる環境をつくってあげる必要があるのではないでしょうか。

性に関してどのように伝えればいい? 子どもたちが「性について」向き合う年齢になった時、親としては、本人の体や相手の体を大切に考えて行動して欲しいと思うでしょう。

そのためには、性に関して正しくない知識を得る前に、健全な知識を得る土台を作ってあげることが、親として大切な役目です。

自分の体のことや赤ちゃんが誕生する経緯は、とてもデリケートなテーマです。

親が恥ずかしがったり曖昧にしたりせず、きちんと向き合って疑問に答えてあげる姿勢が大切です。

そのために、人間の体について「すばらしいもの」「とても大切なもの」だというポジティブな答えを用意しておきましょう。

具体的には、幼児期のうちに、子どもが疑問を抱きやすい「男女の体の違い」に関する話題を回避しないこと、
思春期になる前には、月経や射精のことについて科学的に説明しておくことが必要でしょう。

性に関する正しい知識を、子どもに伝えるためには、まず親が性について学習しておくことが大切です。

親が罪悪感、恥ずかしさを持っていては、子どもも「隠さなければいけないこと」というネガティブなイメージを持ってしまいます。

性が「悪いこと」「親の前では口に出すべきではないこと」という認識を持ってしまうと、
思春期以降、間違った知識に振り回され、親に相談できず、悲しい事態を招くことにもなりかねません。

親が子どもと真剣に向き合って話をすることで、子どもにとっても「大切なことなのだ」という認識が生まれることでしょう。