女性の体毛とホルモンの関係

自分は毛深いのでは、と気にしている女性は意外と多くいます。

体毛の濃い、薄い、多い、少ない、には、私たちの体で分泌されている「ホルモン」が大きく関係しているといわれています。

体毛とホルモンの関係 男性も女性も、「男性ホルモン」と「女性ホルモン」の両方を持っています。体毛には「男性ホルモン」の働きが影響しています。

テストステロンと呼ばれる男性ホルモンは、 毛穴の奥の毛乳頭、毛乳体に発毛するように指令を出します。

そうすると、毛母細胞という毛を太くする細胞が増殖します。そのため男性の体毛は太く硬くなり、ひげや体毛が濃くなります。

また、女性でも、男性ホルモンの分泌量が多い人は、体毛の濃さが目立つことがあります。

私たちが生まれたばかりの頃は、毛をつくる毛包の量に男女差はありません。

ですが、14歳頃までに男性ホルモンの量がどのように分泌されたかによって、毛包の成長が決まるといわれています。

また、遺伝によっても体毛の濃さに影響が出ることもあります。

体毛とストレスの関係 継続的なストレスを抱えていると、自律神経のバランスが乱れ、ホルモンの分泌に影響を与えることがあります。

自律神経が上手に働かず、ホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンの働きが優位になり、皮脂の分泌が活発になります。

そうすると、肌のトラブルも多くなり、そのうえ男性ホルモンの影響で、体毛が濃くなることがあります。

体毛の種類について 体毛は、発毛に性ホルモンの働きが関係しない「無性毛」と、性ホルモンの働きが関係する「両性毛」に分類されます。

「無性毛」は、まつげ、まゆげ、両腕両脚、側頭部、後頭部に生えている毛のことをいいます。毛が細く、一定の方向に生えているのが特徴です。

「両性毛」は、ワキ毛や陰毛の下部のことをいいます。

生える方向がバラバラで、毛包の組織が強く、太い毛が生えています。男女ともに太い毛が生えているのが特徴です。

また、男性だけにみられる、性ホルモンに関係した毛を「男性毛」といいます。

ひげや胸毛、背中、手足の硬くて太い毛、陰毛上部、前頭部、後頭部などがあげられます。

女性の「毛深さ」の原因とは 毛深さの原因については、「男性ホルモン」が影響していますが、なぜ女性の体毛まで、男性ホルモンの働きに左右されてしまうのでしょうか。

私たち女性の体も、卵巣や副腎で男性ホルモンをつくっていて、血液を通して体内を巡っています。

この男性ホルモンは、たんぱく質を筋肉に変えたり、皮脂の分泌を促したり、正常な体の働きに欠かせない役割を担っています。

そんな男性ホルモンは、役割の一つとして「体毛を発育させる」という作用があります。

そのため、女性でも体質などによって、体毛が濃くなる場合があるのです。

では、女性ホルモンを増やし、男性ホルモンを減らすことで、毛深さが解消されるのか、という疑問が生じますが、そのような単純なことではないのです。

男性ホルモンも、女性の健康な体をつくるために必要なものなので、単純に女性ホルモンを増やすと、他の問題に影響する可能性があります。

女性ホルモンを過剰に増やしてしまうと、乳がんなどのリスクを増やすことにつながるのです。

もし「多毛症」の心配があったとしても自己判断は避け、医師に相談しましょう。

いかがでしたでしょうか。

もしストレスなどで体毛が濃くなっているかもと感じたら、崩れてしまったホルモンバランスを正常に戻すために、
バランスの良い食生活、十分な睡眠、適度な運動を心がけることが重要です。

また、ストレスを上手に発散できる趣味などを見つけておくことや、考え過ぎない習慣を身につけましょう。

そうすると、自律神経は正常に働くようになります。

まず、体毛の濃さにかかわらず、女性として美しくあるために、健康的な生活を心がけ、ホルモンバランスを整えていきましょう。