気をつけて!避妊をしていても「望まない妊娠」をしてしまうことも

2011年のデータによると、日本での中絶手術件数は年間約22万件、1日に換算すると、約600件にもなります。

この中には避妊をしていたのに望まない妊娠をしてしまった人も多いそう。


●避妊をしっかりしていても・・・


10代で人工妊娠中絶を受けた女性626名への調査によると、妊娠した時の避妊について、このような結果になっています。

【避妊した】(複数回答)
※膣外射精は避妊にはなりませんが、調査結果では以下のように報告されております。
・ピルを飲んでいた(0%)
・コンドーム(19.0%)
・避妊ゼリーを使った(0.5%)
・膣外射精(24.4%)

【避妊しなかった】(複数回答)
・妊娠してもよいと思った(8.1%)
・安全日だと思った(21.2%)
・相手がコンドームを使わなかった(30.0%)
・どうしたらいいかわからなかった(4.3%)
参考:日本産婦人科医会医療対策委員会(平成15年)10代の人工妊娠中絶についてのアンケート結果

コンドームで避妊を行っていたにもかかわらず、妊娠した女性が19%もいることがわかります。

また、膣外射精や「安全日だと思った」など「正しい避妊」とはいえない方法が、望まない妊娠という結果を招いてしまったことがわかります。


●コンドームでなぜ失敗?

コンドームを正しく装着していれば、避妊はほぼ100%です。

しかし、コンドームの避妊率が90%程度と言われているのは、正しく装着できていなかった場合や、コンドームが敗れるなどで失敗することがあるからです。

具体的には、装着するタイミングが悪かった、きちんと正しく装着できておらず、挿入したあとに破れて精液が漏れてしまった、などです。

男性側にすべてをゆだねてしまうと、このようなことが起こりやすいのかもしれません。


●女性の積極的な避妊の意識がリスクを減らす

コンドームの装着は性感染症予防の観点からも重要です。

避妊に失敗するリスクはありますが、正しく使用すれば妊娠する確率は非常に低くなります。

ただし、コンドームのみ避妊で望まない妊娠をした人がいるのも事実です・・・。

そこで、おすすめしたいのは、2つ以上の避妊を同時に行うこと。それも、男性側にすべてを任せた避妊ではなく、女性も積極的に避妊の措置を取るという方法です。

ラルーンの生理日予測などにより、きちんと自己管理をし、妊娠の可能性が高いと思われる日や、可能性があやふやな日にはセックスをしないようにする。

また、ピルを服用することもより妊娠の確率を下げることができるでしょう。

ただし、確率は低いのですがピルには副作用がおこる可能性があります。必ずリスクを知ったうえで、医師の指導の下に服用しましょう。

相手任せにしない、女性主導の避妊を考えていくことが大切です。

中絶をせざるを得ない状況になることは女性にとって辛い決断となります。さまざまな事情から「今は産めない」場合、より確実な避妊方法をとるようにするといいですよ。

また避妊について、日ごろからパートナーと話し合っておくことも大切ですね。

※お体に関するご質問・ご相談は、お近くの医療機関にてご相談ください