避妊のためにピルをネットで購入?ダメ、絶対! !


●「ピルは保険がきかないんですよ」

初めて産婦人科を訪れた時にそう言われ、ピルの値段を聞き驚いたことを今でも覚えています。

毎回お医者様を受診して、ピルを購入するって、まあまあお金かかるじゃないかと。

どうやったら安く手にいれられるのかとインターネットで検索してみたところ、どうやら個人輸入という形で外国のものを購入できることを知ったのです。

しかしネットで手に入るピルは、病院で処方されるものと同じなのでしょうか?

昨年の12月にはピルの副作用である静脈血栓症による死亡例が発表されていたりも・・・一抹の不安を覚え、個人的にあれこれ調べてみました。


●ピルってどこで作られているの?

そもそもピルはどこで作られているものなんでしょうか?

私が処方されたことのある、「マーベロン」と「ヤーズ」の製造元を調べてみました。

1)マーベロン
製造しているのはNV Orgaonという欧州に本拠がある大手製薬会社。

日本の産婦人科で処方されているものはもちろん日本語表記ですが、日本で包装がされているだけであって中身はオランダ製なんです。

2)ヤーズ
こちらはドイツにあるBayerという製薬会社が製造しています。それを日本にある子会社バイエル薬品株式会社が、販売しているとのこと。

他にも様々なピルがありますがどうやら日本で製造されている訳ではなく、中身は元々製造元の海外企業で作られ、日本語表記の包装をされて私たちの手元に入ってきているようです。


●インターネットで手に入るピルと、病院で手に入るピルは同じ?

欧米では1970年代から避妊方法の1つとしてピルの服用は主流となっていたよう※1ですし、インターネットで安く購入できる方法があるということは、ドラッグストアなんかでお手軽に手に入るからじゃないのか?と考えていた私。

真意の程を確かめるため、カナダ在住の友達にこの疑問を投げてみました。

「処方箋ないと無理に決まってるじゃん」

な、なんと!

カナダ、アメリカでも処方箋がないと販売してもらえないとのこと。ヨーロッパやオーストラリアなんかも婦人科の医師が許可しないともらえないんだそう。

ということは、ネットで販売されているピルはどこで手に入れられたものなのでしょうか?

「格安」を売りとしているサイトを何件か見てみましたが、どうやら東南アジアの方でピルを入手しているよう。

(もちろんメーカーに近い調達ルートを持っているサイトもあります)先日ベトナムへ旅行に行った知り合いも「普通のドラッグストアで頼んだら処方箋なしで渡してくれた。」というのです。

またネット販売のサイトには必ず下記の注意事項が!

「日本国内で販売される医薬品は有効性と安全性が日本で確認されていますが、個人で輸入した海外医薬品の場合は日本国内で安全性の保障が確認されていない為、厚生労働省は注意を促しております。 ご使用にあたっては、必ず医師など専門家の指示に従っていただきますようお願いいたします。」

つまりインターネットを通じて得た商品が、病院で手に入るピルと同じかどうかは責任を持ちませんよ?ということなのです。

こういうことを踏まえると、必ずしも同じピルであるという保証はないと言えるのではないでしょうか?

日本よりも値段が安かったりするのは、服用する私たちの手元に至るまでに経由するルートが少なかったり関税や消費税が安いためと言えるでしょう。

安価で手に入る・気軽に購入することが出来ることは、確かに魅力的です。友達からの噂で「避妊できるピルが買えるらしいよ!」なんて話を聞くこともあるかもしれません。

両親に内緒でなんとか購入したい・・・という状況になっている人もいるかもしれません。

ですが、ネット販売のピルで何かが起きてしまったとしても全て「自己責任」ということになります。

手軽に手に入れられるからとネットでピルを購入するのはとてもリスクが高いのです。ピルを使いたい場合は必ず婦人科で診断してもらい、処方箋を出してもらいましょう。

※1参考
http://news.ameba.jp/20120701-215/