無意識に発する『言葉の魔力』に注意!大切な人を傷つけないためには
何気なく発した言葉が、時に相手を救ったり勇気付けたりすることも多くあります。
しかし、そんなつもりはなくても無意識に相手を傷つけてしまうこともあるのです。
それまでの人間関係を壊さないためにも知っておきたい、人を傷つけてしまう可能性のある表現や、その対策についてまとめてみました。
●あいづちの打ち方
相手が何か伝えてきてくれた時の、あいづちです。「へぇ~」「そうなんだ~」「だから?」など、最初に感じた印象だけで終わりにしていませんか?
スマホなどを触りながらあいづちをうつクセのある人も、要注意。
あいづちをうつ際のあなたの口調によっても変わってきますが、相手にとっては自分の話、自分に興味がないのだと感じさせてしまうことも。
また、「なんで?」「どうして?」など、最初にまず否定的な返答をされると、自分を受け入れてもらえないのだと感じさせてしまうこともあるようです。
相手のテンションに合わせ、しっかり目を見てあいづちをうつようにしましょう。
●褒め言葉にも注意
あなたから見て、優れていたり憧れると感じた部分を何気なく素直に褒めただけなのに、相手の表情を曇らせてしまうこともありますよね。
あなたにとっては優れていても、本人にとってはコンプレックスだったり、触れてほしくない部分だったりもするのです。
人が褒めてもらいたいのは、努力の結果や、自分が認めてもらいたいと感じている部分。その判断は案外難しいのかもしれません。
親しい仲ならば、事前にウィークポイントを知っておくようにしましょう。
●心配が裏目に出ることも
相手のことが心配で、優しさから出た言葉のはずなのに、思いがけず傷つけてしまっていることも。
例えば、心配や不安に思っていることを「大丈夫?」と問いかける機会もあると思います。
変な意味はなくても、何度も言ったり、言い方によっては「信頼されていない」と捉えられてしまう可能性も。
また、相手に何か指摘をしなければならない時も、心配しているのだというその気持ちが伝わっていなければ相手に受け入れてもらうのは難しいでしょう。
言葉足らずにならないようにして、自分の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
ふいに出た言葉で一度人を傷つけてしまったら、その信頼を取り戻すのはとても大変です。
夫婦や兄弟など、親しくなればなるほど無意識に言葉を発するようになってしまいます。
相手のためにもあなたのためにも、言葉は大切に使いましょう。