5月病?ストレスで生理痛を悪化させないためには
そんな新生活がひと段落し、GWがあけると“5月病”ともいわれる“無気力状態”になることがあります。
ストレスや疲労感を感じやすいため、女性にとってツライ生理痛を悪化させてしまうことも。
それではどのように対策をとると良いのでしょうか。
●なぜストレスがたまりやすいのか
“新生活の緊張状態”と“GWでの連休”を終え、また新しい環境に慣れることに対して“憂鬱な状態”になってしまうことがあります。
またGWで規則正しい食事や睡眠がとれていなかったことで、体に負担がかかってしまうことも。
●生理痛の原因
生理痛になる主な原因は、『プロスタグランジン』というホルモンの過剰分泌です。
妊娠しなかった場合、いらなくなった粘膜を排出するべく、このホルモンが子宮内膜から分泌されます。
分泌されたホルモンは、いらなくなった粘膜を血液と一緒に体の外に押し出そうと、子宮を収縮させます。
ところが、分泌量が多すぎると、必要以上に収縮させてしまうのです。この動きが、痛みとなって表れるのだといわれています。
●ストレスと生理痛
肉体的・精神的なストレスがたまると、生理痛の痛みをより強く感じやすくなることがあります。
なかにはストレスを自覚せずに生理時期を迎え、いつもより痛いからという理由でようやくストレスに気づく人も。
また、思春期に激しい生理痛に苦しんだ経験があると、その嫌悪感や恐怖心からより痛みを助長させてしまうことがあります。
心と体はつながっているので、双方のケアが大切です。
●ストレスを軽減するために
ストレスを緩和させて精神を安定させるために、神経伝達物質である『セロトニン』を上手に分泌させるようにすると効果的です。
その『セロトニン』を分泌させるためには、
“朝起きてカーテンをあけ、太陽の光を浴びること”
“朝食をしっかりとること”
“しっかり噛んで食べること”
“誰かと一緒に食事をすること”
“ジョギングやサイクリングなど、軽い運動をすること”
などが効果的です。
精神を落ち着かせてストレスを軽減すれば、生理痛の緩和になるということは、知っておくだけでも改善することがあります。
どんなに忙しくても、朝に余裕を持って起きるようにしたり、仲間と美味しいものを食べたり、適度な運動をするなど、こまめに『セロトニン』を意識した行動がおすすめです。
さわやかな初夏を楽しめるように、心と体の健康を心がけてくださいね。