子宮内膜症の可能性?その生理痛、そのままにしないで!

子宮内膜症の可能性?その生理痛、そのままにしないで!

「生理痛がつらい……」女性なら一度は経験したことがありますよね。

「仕事にいけない」「痛み止めが手放せない」「年々ひどくなる」……もしかしたら『子宮内膜症』のサインかもしれません。

放置しておくと不妊の原因にもなるといわれ、最近増えている子宮内膜症とは、どんな病気なのでしょうか?婦人科の看護師として勤務していた経験のある筆者がご紹介します。


●子宮内膜症ってどんな病気?



子宮には内膜という、妊娠したときに赤ちゃんのベッドの役割をする膜があります。生理のたびに新しくなって、古くなった内膜が排出されたものが生理です。

本来子宮にある内膜が、何らかの原因で子宮以外の場所に発生してしまうのが子宮内膜症です。

子宮内膜

原因ははっきりとわかっていないようですが、子宮内膜が卵管を逆走してしまうことが原因のひとつといわれています。

生殖可能な女性の約10%にみられるといわれている、身近な病気です。


●どんな症状があるの?



自覚できる症状としては、

・不妊
・年々ひどくなる生理痛
・骨盤痛
・性交痛
・排便痛

などがあります。

痛み止めを1日に何回も飲むような生理痛が普通と思っている人も多いですが、それはひどい生理痛にはいると思ってもいいと思います。

年々生理痛がひどいという症状も、この病気の特徴のひとつです。


●不妊につながるかもしれない!?



子宮内膜症が”不妊になってしまう可能性がある”といわれています。必ずしも『子宮内膜症=不妊』ではありませんが、不妊の原因のひとつではないかといわれています。

実際に不妊治療の一環で、子宮内膜症の手術をする人もいるのです。「生理痛くらい……」と放置するのは怖いですね。


●どうすればいいの?治療方法は?



前に述べた子宮内膜症の症状に心あたりがある方は、まずは産婦人科を受診しましょう。年齢や症状などで治療方法を決めます。

飲み薬では漢方、低用量ピル、ホルモン剤などがあります。また最近では一度子宮にいれると5年間効果のある『ミレーナ』というリングもあります。


たかが生理痛、されど生理痛。私は看護師として婦人科勤務時代、子宮の病気でつらい思いをする女性をたくさんみてきました。

自分のからだを知るためにも、1年に1回は婦人科でチェックしておきましょうね。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など