早期発見が大事な乳がんのセルフチェック、検診の方法とは?

早期発見が大事な乳がんのセルフチェック、検診の方法とは?

最近ニュースでよく聞く乳がん、同じ女性としてショックや不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

早期発見が大事とわかっていても、「どうやってみつければいいのかわからない」という話はよく耳にします。

今回のコラムでは、乳がんを早期発見するためにできることをご紹介します。


●乳がんは、若い人に多く身近な病気



乳がんは、日本人女性がかかるがんの中で一番多く、“日本人女性の20人に1人”が、乳がんになるといわれています。

また、40~60代の閉経前後の女性に多く、他のがんよりも若い人に多い傾向にあります。


●とにかく、早期発見が大事



がんは早期発見が大事といわれています。そして乳がんは早期に発見、治療できれば予後の良いがんです。

早期発見の乳がんの場合、9割以上治るともいわれています。


●どうやってセルフチェックをしたらいいの?



セルフチェックの方法として、触診法がよくいわれています。

鏡の前に立ち、力を抜いた状態と両腕をあげた状態で、

・乳房のかたちや大きさに変化はないか
・乳首のへこみ、ひきつれなどの変化がないか


これらをまず、目で見てチェックします。

次にあおむけになり、背中の下にまくらやタオルを入れて胸をそらせます。

そして指のはらを胸の中央部に向かってまんべんなくすべらせ、しこりがないかをチェックしてください。

セルフチェック

わきの下やリンパ節も含めた、胸全体の広い範囲で行いましょう。

自分のからだを知るという面では、1か月に1回、胸の張りが少ない生理が終わったころに定期的に行うのがおすすめです。


●一番確実なのは検診。どのように受けるの?



しかしセルフチェックでは、表面に近くて大きなしこりでなければ、簡単にはみつけられません。

また胸の大きな人などは、奥の方のしこりは見つけにくいと思います。また、良性の腫瘍や乳腺症との区別をつけることも自分では判断しがたいため、やはり一番確実なのは検診です。

乳腺外科や婦人科などで、検診を取り扱っています。国や地域から補助の出る年齢でなくても、乳房の異常があれば保険で検査ができることもあります。

検診では医師による触診のほかに、『マンモグラフィ検診』と『超音波検診(エコー)』があります。

『マンモグラフィ検診』
マンモ

『マンモグラフィ検診』は、小さな腫瘍を広範囲から見つけることができます。しかし若い女性は乳腺が多くがんと見分けがつかないことがあり、妊娠中や授乳中の女性は受診できません。

『超音波検診(エコー)』
エコー

『超音波検診(エコー)』は痛みもなく、乳腺の発達している20代の女性でもしこりを発見することができます。しかし、かなり初期の段階でのがんの発見は難しく、検査をしながらがんを発見する必要があるため、検査を担当する技師の能力にもよります。

まずは自己チェックを習慣化し、リスクの高い年齢の方や近親者に乳がんのいる方は定期的に検診を受けることをおすすめします。

乳がんに限らず、自分のからだの正常や異常ついて自身で知ることが、健康・体調管理の第一歩だと思います。

これを機に、自身のからだときちんと向き合ってみてはどうでしょうか。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など