ピルってどんな薬?女性の生活をよりよくサポートしてくれる理由とは

ピルってどんな薬?女性の生活をよりよくサポートしてくれる理由とは

みなさんはピルを飲んだことがありますか?また、周りにピルを飲んでいる人はいますか?

「ピルを飲んでいることを隠している女性が多い」とも、一部ではいわれています。

「避妊薬だし……」「ホルモン剤だし……」と、日本では少し敬遠されがちなピル。

しかし実は、メリットもたくさんあるのです。今回はピルとうまくお付き合いする方法をおしえます!


●避妊に加えて、生理痛も楽になるピル



経口避妊薬のひとつです。一般的にピルと呼ばれ、低用量のものが主に使用されています。成分は、『エストロゲン』と『プロゲステロン』という女性ホルモンです。

1999年に日本で解禁されてから、ピルは20年弱の歴史しかありません。しかしなんとアメリカでは日本よりも40年も早く使われ始めていて、世界的にはピルの歴史は長く、多くの女性が使っている薬です。

避妊目的以外にも、ホルモン剤なのでからだの様々なことに作用します。卵巣がん・子宮体がんの予防、子宮内膜症・月経困難症の症状緩和、いろいろな目的で使われています。

しかも、正しく飲んでいれば毎月決まった日数で生理が来るので、旅行やプール・温泉などの予定が立てやすいですよ。

きちんと医師に相談すれば、前もって生理の日をずらすこともできます。そしてなにより、生理痛が楽になるんです

経血の量も少なく、日数も短くなります。生理痛がとても重くて毎月憂鬱だった私も、ピルのおかげで痛み止めを使うことも少なくなりました

生理痛で勉強、仕事どころではない、なんていう毎日からおさらばできますよ。ピルは、生理痛で悩んでいる女性を救う薬だと私は思っています。


●気になる副作用も把握しておこう



薬なのでもちろんメリットがあればデメリットもあります。子宮頸がん、虚血性脳卒中、静脈血栓塞栓症、などの病気のリスクが高くなります。といっても、低用量ピルの開発によって副作用は飛躍的に改善されています。

ちなみにピルを飲んでいる人は、婦人科で定期受診をしているから病気が発見されやすいということもあります。

ただ、喫煙者は副作用のリスクが高くなります。高血圧や糖尿病や授乳中の人など使えない人もいるので医師との相談が必要です。

ピルの副作用を心配する女性

あとは毎日同じ時間帯に飲まなければならない薬なので、最初は少し面倒に思うかもしれません。

また妊娠初期のような、吐き気やダルさなどの症状を感じることがあります。あまりに耐えられないようならば医師に相談してください。別の種類のピルを処方してくれることがあります。

しかしたいていの場合慣れると症状は緩和し、決まった時間に飲むことも習慣化されていきます。


●産婦人科で処方してもらおう



ピルは、産婦人科で医師による処方でもらえます。最初にいくつかの検査や問診があるため、「産婦人科行くのって抵抗がある……」という女性も多いでしょう。

学生の時は私もわざわざ病院に行くのが面倒でした。でも、からだのメンテナンス・女性のたしなみと思って、私は1年に1回は必ず産婦人科を定期受診しています。

女性医師による受診

女性医師を選べる病院や、予約制で待ち時間の少ない病院も多いので、以前よりも受診しやすくなっていると思います。

海外のピルを格安で販売しているサイトもありますが、正規品がどうかも保証はなく、何か問題が起きた時の責任を取ってくれるものではないため、購入しないようにしてくださいね。

いかがでしょうか?ピルが日本でもっともっと普及して、ピルのいいところを活用して、うまく生理とお付き合いできる人が増えればいいなと願っています。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など