ベビ待ちならば事前に知っておきたい!不妊の6大基本検査とは?

ベビ待ちならば事前に知っておきたい!不妊の6大基本検査とは?

不妊治療を開始する前には様々な検査をし、どの検査にもしっかりと目的や必要性があります。

しかし、医師や看護師の説明を受けても、緊張していてよく覚えていなかったり、説明がわかりにくいこともあると思います。

不妊治療に限らず、“検査の内容や目的を知ること”は、患者様自身の治療への満足度や選択においてかかせないことだと思います。

検査の目的、必要性などをよく知って検査や治療を受けるためにも、知っておくべき不妊症6大基本検査についてご紹介します。

少し長いですが、不妊治療を考えている方は必ず知っておきたい内容です。


1)基礎体温



基礎体温で以下のことがわかるといわれています。

・排卵しているかどうか
・排卵日の予測
・黄体機能不全の有無
・不正出血の原因の推測

基礎体温を測定する上で、正常であると判断できるのは、

・高温相の持続が10日以上あること
・低温相と高温相の差が0.3℃以上あること
・高温相に陥落がないこと
・低温相から高温相への移行が3日以内であること

ということがあげられます。

基礎体温グラフ

最終低温日から基礎体温上昇期の3日間に、排卵が起こるといわれています。

詳しくは基礎体温の過去コラムを参照してくださいね。


2)一般精液検査



男性の精液を採取し、精子の数、運動の状態、その形などを顕微鏡を使って詳しく調べます。

男性不妊の中では、精子を造る機能の障害が全体の70~80%を占めるともいわれているので、精液検査は重要な検査といえます。

採取は自宅、病院と選べる場合が多いです。自宅で採取の場合は採取後2時間以内に病院へ持っていく必要があります。


3)頸管粘液検査(けいかんねんえきけんさ)



排卵日近くになると、子宮頸管が水様透明な粘液で満たされます。精子は良好な頸管粘液が存在している時にだけ、子宮に進入できます。

頸管粘液の量が少ない場合や濁っている場合、粘稠性が高い場合には、精子が子宮に進入できません。

また、頚管粘液の量と性状は、卵胞の成熟度合いを予測する1つの目安にもなります。検査は排卵日ごろに合わせて行います。


4)フーナーテスト(ヒューナーテスト)



排卵日ごろ、前夜または早朝にセックスをして、セックス後12時間以内に病院を受診し、検査します。

検査は注射器で頸管粘液をとり、その中に精子がいるかどうかを確認します。運動性のよいたくさんの精子が進入している場合は、妊娠の可能性が高いと判断できます。

また精子の状態は日によって違うので、1回の検査で良否が判断できるわけではありません。

この検査は、

・男性側として:精子の運動性の問題はないか
・女性側として:精子を殺してしまう抗精子抗体がいないか
       粘液の分泌不全ではないか

これらを判断するひとつの材料となります。

検査日を排卵日ごろに指定されるので、パートナーの協力が必要不可欠となってきます。


5)子宮卵管造影(しきゅうらんかんぞうえい)



子宮口から造影剤をいれ、卵管の通りの程度、癒着や閉塞がないかを知るための検査です。

卵管の通過性を良くする治療効果をもっているので、この検査後は妊娠しやすいといわれています。

個人差もありますが、検査時に痛みを伴うことがよくあります。


6)経膣超音波検査(けいちつちょうおんぱけんさ)



ほぼ毎回の内診で用いられる検査方法です。腟内に超音波断層装置(プローブ)を挿入し、子宮や卵巣の状態を画面に映し出す検査です。

子宮内にある子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫などが診断できます。また、卵胞の発育の程度を知ることができ、これによって正しい排卵日が推定できます。

よく聞く「卵胞チェック」とはこの検査のことです。


いかがでしょうか?パートナーと一緒に納得のいく検査・治療をするためにも、ざっくりでもいいので、自分のからだを知るための検査・治療について知ることをおすすめします。

不妊治療の費用やスケジュールのコラムも参考にしてくださいね。

少しでも多くの不妊に悩む女性の不安が解決できるよう、これからもラルーンのコラムではベビ待ちさんへの正しい情報をお届けしていきます。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など



◆悩み相談◆ベビ待ちのカテゴリを見る