生理不順やダイエットにも!女性におすすめ「4つの漢方」とは

生理不順やダイエットにも!女性におすすめ「4つの漢方」とは

薬局などでも手に入る身近な薬のひとつである「漢方」ですが、風邪薬以外あまり使ったことのない方も多いのではないでしょうか。

実は漢方には、「生理不順」や「むくみ」、「便秘」などの女性の不調を解決してくれる効能があるものがたくさんあります。今回は東洋医学の観点から、漢方について簡単にご紹介します。


●漢方って?



漢方は、もともと中国で発達し、奈良時代ごろに日本に渡って、その後独自の発展をしてきた東洋医学です。

漢方は生薬(しょうやく)から出来ています。生薬とは、自然界に存在する植物や動物、鉱物などの天然物由来のもので、昔から経験的に薬能のあるものとして認識されたものをいいます。

漢方は、いくつかの生薬を組み合わせてできています。


●東洋医学の考え方



漢方が用いられる東洋医学では、病名ではなく、熱い・冷たいなどの『状態』で診断をします。

漢方も、「この“病気”だからこの漢方を使う」ではなく、「この“状態”だからこの漢方を使う」というように用います。

漢方は、その人の状態や症状によって薬の組み合わせを調整することもでき、より個人に合わせることができる薬です。


●副作用はないってほんと?



よく、漢方は副作用がないと誤解されがちですが、全くないわけではありません。生薬が体質や状態に合わなかった場合、アレルギーがある場合などがあります。


●よく使われる4つの漢方をご紹介



漢方は、現代でも西洋医学と併用されることも多く、また保険診療のきく漢方もあります。よく使われる4つの漢方について、簡単にご紹介します。

①葛根湯(かっこんとう)

一番よく知られている漢方なのではないでしょうか。肩や首筋のこり、痛みなどに効き、また発汗作用があります。寒気や発熱のある風邪によく効きます。

②当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

月経痛や不妊症、産後のケアなど、婦人科でよく使われる漢方です。東洋医学では、「婦人病は子宮への血の巡りが悪い状態」とされています。
当帰芍薬散は血の巡りを改善し、余分な水分を排泄することで冷えを改善します。

③麻子仁丸(ましにんがん)

便秘に効果のある漢方薬です。腸を刺激するだけでなく、便に水を与える効果もあるので、便が硬くて出にくい場合におすすめです。

④防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

水・熱・たべものが過剰な状態であることを改善する効果があります。具体的には発汗・利尿・便通作用等によりむくみや便秘を改善します。
よく、『おなかの脂肪を落とす漢方』のように宣伝されている漢方ですが、魔法のやせ薬ではありません。むくみや便秘が改善すれば一時的に体重は落ちます。
また、それらを日々改善することで、肥満体質を改善する手助けをしてくれます。


いかがでしょうか?今回はほんの少ししかご紹介しませんでしたが、たくさんの種類の漢方があり、様々な状態に合わせて使うことができる薬です。

自分の状態に合わせて使うことができる漢方を生活にとりいれてみてはいかがでしょうか。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など



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