毎日チェックしてる?~おなかの状態を教えてくれる、お通じ編~

毎日チェックしてる?~おなかの状態を教えてくれる、お通じ編~

毎日のお通じ。トイレで流す前に、便の姿かたちや色などを、目で見てチェックしていますか?

実はお通じは、からだや胃腸の状態を教えてくれる大事なバロメーター。少し恥ずかしいですが、流す前にチェックしてみませんか?


●便の80%は水分。何も食べなくても出るもの



便とは“胃腸で消化吸収された食べ物のカス“、と思っている人が多いと思います。

しかし実は「80%が水分」なのです。

残りの20%のうち、
・3分の1が食べ物のカス
・3分の1が消化液や脱落した消化管粘膜
・3分の1が腸内細菌

というように構成されています。

というわけで実は便とは、何も食べていなくても出てくるのです。もちろん量や質は変わってきますけどね。


●理想はバナナ型



便の理想といえば……そう、バナナです。

具体的には、

・水分量が80%程度
・いきまずにスルっとでる
・水に浮く
・バナナや練歯磨き粉程度の硬さ
・色は黄土色から茶色
・バナナ1~2本分の量
・ニオイはあってもきつくないニオイ
・毎日出れば、なお良し

あなたの便は、理想的でしょうか?

トイレ


●便は健康のバロメーター



便は、食生活・水分量・運動・ストレスなどの生活習慣などに影響を受けます。旅行に行くと、便秘や下痢になるのもこのためです。

健康な腸内には善玉菌が豊富に存在し、それにより腸内環境を整えてくれているのです。

そして「便の乱れは腸内環境や生活習慣の乱れ」、といっても過言ではありません。


●気になる便のニオイはお肉や甘いものが原因かも



自分の便でも、日によってニオイが強い日とそうでない日があったりしますよね。

ニオイの原因は、主に食生活や悪玉菌です。悪玉菌は動物性脂肪や動物性たんぱく質、糖質が大好物

肉類や糖質の多い食事に食生活が偏っている人……便のニオイが強くありませんか?いつもそうだから、「便なんてくさいのが当たり前でしょ?」と思っていませんか?

トイレ

健康な人の便のニオイは、そこまでくさくありません

偏った食生活をしていると、腸内の善玉菌が少なくなり、悪玉菌が増えます。異常発酵や腐敗をおこし、きついニオイの原因となっているのです!

野菜が少なくお肉ばかり食べた翌日の便は、ベタっと便器にくっついて、ニオイもきつくなります。

胃腸での消化がうまく行われておらず、腸内環境に負担がかかっている証拠です。


●コロコロしている便が出たら水分不足のサイン!



コロコロしている便は、水不足の便です。腸には“体内への水の再吸収”という役割があります。

水分摂取が少ない時、からだは脱水を防ぐために、腸は便からの再吸収を促進します。また、便秘などで便が長期に腸内に滞在していても水分を吸収されすぎてしまいます。

water

まずは、こまめに水分を摂ることを意識してみましょう。朝一番にコップ1杯の水分を摂ることがおすすめです。

便秘対策のコラムも参考にしてくださいね。


●黒い便は、胃で出血している可能性も



便が黒っぽい場合は、要注意です。

胃などで出血がある場合、血液が胃酸により酸化して黒くなったものが混じり、便が黒くなることがあります。

黒い便が出たら病院への受診をおすすめします。ただし、貧血などで鉄剤を内服している場合でも便が黒くなります。


●便をキレイにする食べ物を毎日摂ろう



“腸内環境”は近年、医療業界でも特に話題になっています。今日からでも食生活に取り入れられる、腸内環境を整える食事をご紹介しますね。

腸内

・まずは乳酸菌!ヨーグルトは2週間同じものを

乳酸菌といえば、ヨーグルト。いろんな種類のヨーグルトが売られていますが、まずは2週間、毎日同じものを摂取してみてください。

同じヨーグルトを2週間続けてみて、そこから種類を変えることをおすすめします。乳酸菌が定期的に変わった方が、腸内環境に良いそうです。

・味噌や納豆などの発酵食品

味噌やぬか漬け、納豆には乳酸菌が多く含まれています。味噌は昔から“医者いらず”ともいわれています。

また納豆には、食物繊維や納豆菌が多く含まれ、納豆菌が作り出すオリゴ糖は善玉菌のエサになり、ビフィズス菌などの善玉菌を増やしてくれます。

日本で昔から親しまれている食事は、腸内美人への近道だったのですね。

・食物繊維

野菜や豆類に含まれる食物繊維も善玉菌のエサになり、善玉菌を増やしてくれます。また、腸内を酸性に保つことができ、腸内環境を改善します。

また食物繊維は腸内で便のかさを増やし、便秘解消にもつながります。便秘は腸内での異常発酵や食べカスの腐敗の原因にもなるので、便秘解消はとても大切です。


●カレンダーにお通じの記録もつけておこう



身近な存在なのに、なかなかそこまで意識することが少ない、お通じについて紹介してきました。

胃腸の状態をあらわす健康のバロメーター、トイレで流す前に毎日チェックすることをおすすめします。

カラダメモ

ラルーン右上のカレンダーのアイコンをタップし、日付から入力できる『カラダメモ』にも、『お通じ』を記録できる機能があります。

便の様子がいつもと違うなら、コメントに残しておくのをおすすめします。毎日すっきりとしたお通じを心がけて、からだの内側から美しくありたいですね。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など



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