「おりもの」の周期、チェックしていますか?妊娠の手助けにもなる「おりもの」の変化

「おりもの」の周期、チェックしていますか?妊娠の手助けにもなる「おりもの」の変化

日頃なんとなく見過ごしてしまいがちな、自分のおりもの。みなさんはしっかりとみたことがありますか?

おりものは毎日同じなようで、実は日々変化しており、からだのサインを表しています。

おりものでわかるからだからのサインとは、どんなものなのでしょうか?


●そもそもおりものって何?



おりものは、女性のからだの中から“おりてくるもの”。子宮内膜や子宮頸管、膣壁、汗腺などからの分泌物が混ざり合ったものです。


●おりものの大事な役割



おりものには2つの役割があります。

おりものの役割①:自浄作用

膣内に細菌が入ってくるのを防ぎ、繁殖することを防ぎます。おりものには「デーデルライン桿菌」という善玉菌がいて、カンジダ菌や大腸菌が増えるのを防いでくれます。

おりものは膣や子宮を、キレイな状態に守ってくれているのです。

おりものの役割②:受精の手助け

排卵期には、精子と卵子がめぐり合いやすいようにサポートしてくれます。


●おりものは生理周期に合わせて変化する



実はおりもの、生理周期に合わせて変化していることをご存知ですか?意識していないと、意外とおりものの変化には気が付きません。

・生理直後
経血と少し混じって茶色っぽい色をしています。サラリと粘り気は少なめ。

・排卵期(2、3日)
透明で、良く伸び、量も増えます。ゼリー状のおりものです。精子をスムーズに受け入れられるよう、変化しています。

・黄体期
白濁や黄色っぽく、粘り気のあるおりものに変化します。量は減ります。

・生理前
白濁し、量も増えます。ニオイが強く、トイレに行くときに、ツンとわかることも。

このように、おりものは生理周期によって変化するので、基礎体温と合わせて変化をみてみると面白いですよ。

基礎体温をつけていなくても、おりものに変化をみれば、「そろそろ生理くるな~」と自然とわかるようにもなりますよ。


●おりものの異常でわかるからだのこと



突然、「おりものの量が増える」、「色やニオイがいつもと違うような……」と感じたことはありませんか?

性病や膣炎、膣カンジダ、細菌感染など、膣や子宮などに異常があるときにもおりものは変化します。

こんなときは注意!

・おりものが緑色
・腐敗臭などのきついニオイが続く
・おりものの量が極端に増える
・白いぽろぽろとしたおりものが出る
・生理じゃないのに血が出ることが続く


こんな症状があった場合には、何か病気が隠れているかもしれません。早めに婦人科を受診することをおすすめします。

普段からおりものをチェックしていると、このような“いつもと違う”変化に早く気づくことができます。

このようにおりものは、妊娠の手助けをしてくれたり、膣や子宮を守ってくれたり、異常のサインを出してくれたり、とても大切なおりもの。

日々チェックして、自分のからだの変化を知り、体調管理や自己管理に活用してくださいね。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など



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