女性に役立つ情報をピックアップ!失業してもらえるお金の話 ~後編~

女性に役立つ情報をピックアップ!失業してもらえるお金の話 ~後編~

結婚や妊娠、出産を機に、仕事を一旦辞める人は多いのではないでしょうか。女性は結婚、出産、育児、とライフイベントが多いので転職する機会も多いですよね。

その失業中にも、もらえるかもしれない給付金があることをご存知ですか?実際私が退職、転職する際に調べてもよくわからず、ハローワークにいってようやく理解したこの制度。

女性に必見の部分だけピックアップして、ご紹介します。申請しないともらえないので、知らないと損ですよ!

女性に役立つ情報をピックアップ!失業してもらえるお金の話 ~前編~はこちら

今回は少し長いコラムですが、役に立つ内容なので「マイメモリー」で保存するのもおすすめです。


●条件によっては早くもらえる可能性がある



自己都合の退職であっても、退職理由によっては求職申し込み後の7日間の待期期間のみで受給が開始する場合もあります。「特定理由離職者」といいます。

例えば、

結婚に伴う転勤を機に退職』

育児に伴い入れる保育所が近隣になく、入れる保育所を利用すると通勤が不可能、困難になってしまうための退職』

『本人の心身の障害が理由で退職』

などは特定理由になる可能性が。

しかし、“すぐに働くことができる状態”でなければ、求職者給付を受給することはできません。

ちなみに私の身近な人では、夜勤に伴う体調不良により退職し、勤務形態を考慮すればすぐに働くことが可能な状態だったので、この「特定理由離職者」にあてはまりました。


●実際もらうには、待期期間に注意!



実は注意しないといけないのは、受給開始は“求職申し込みをしてから”待期期間・給付制限期間を過ぎた後なのです。

では、求職申込みをするのにどのくらい時間がかかるのでしょう。

まず、必要な書類を事前に準備するのですが、

・離職票-1
・離職票-2
・マイナンバーの確認できるもの
・身分証明書
・本人の印鑑
・写真2枚(最近の写真、正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)
・本人名義の預金通帳

です。最初の2つ以外は比較的すぐに用意できますね。

問題はこの離職票です。これは退職翌日以降から10日以内に、勤め先がハローワークに申請に行ってもらえるもの。その後に郵送という形で受け取るのが一般的で、2週間はかかると思ってください。

私も「早めに欲しい」と伝えていましたが届いたのは18日後!ここから手続きし、待期期間が発生するので、退職から待期期間終了までに、1か月近くかかります

自己都合での退職など、給付制限がある方はこの後さらに3か月待つので、求職者給付がもらえるまで約4か月かかります。


●早期再就職した場合は再就職手当が!



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「こんなに無職じゃやっていけない!」という方、ご安心ください。再就職手当というものがあります。求職者給付の満額の何割かの手当ですが、嬉しいですね。

ちなみに給付制限がある場合は、「7日間の待期期間満了後1か月間は、ハローワークまたは紹介事業者の紹介で就職した場合のみ」ですが、これを受け取ることができます。

その後は自分で探したり、知人の紹介での就職でももらえます。


●求職者給付をもらっている間の国民年金や健康保険は?



求職者給付がもらえるまでの間や、もらっている間の国民年金や健康保険についてはどうすればよいのでしょう。

私の場合ですが、求職者給付をもらう資格が発生するまでの間(退職してから申し込みまでの日数+待期期間の7日間)は夫の扶養に入りました。

給付開始とともに、国民年金、国民健康保険に申し込みをし、給付終了とともに再び夫の扶養にはいりました。ちなみに親の扶養に入れる場合も。

扶養に入らない場合は、健康保険は任意で以前の健康保険を引き継ぐこともできます。または国民健康保険です。

引き継ぎの場合、今までの健康保険料×2の額を毎月納める必要があります。国民健康保険料はお住まいの地域によって違うので役所で確認してみてください。

比べてみて、料金や条件を確認して決めるのがよいでしょう。

年金は、国民年金に切り替えで、一律で料金が決まっており、平成28年度では1か月あたり16,260円です。

ちなみに、いつから支払いが必要かというと。また私の場合ですが、5/20に退職し、5/21から夫の扶養に入っていたので5月分は健康保険、年金も扶養でカバーされるので自分での支払いはなし。6月も同様。

7月半ばに受給開始となったのですが、7月末日は自分で国民健康保険、国民年金を支払いました。その後も同様です。ポイントは月末です。月末に加入している方で支払いをします。


●国民健康保険料が軽減される場合も



「特定受給資格者」や、「特例理由離職者」は国民健康保険料が軽減される制度があります。これもまた申請しないと軽減されません。


●扶養に入る際の注意点!



扶養に入るにも必要書類があります。(夫や親の勤務先に確認してくださいね)

大抵の場合、離職票が必要です。つまり退職してすぐには必要書類がそろいません。

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さかのぼって退職翌日から加入にしてくれる会社もあれば、必要書類がそろい申請完了した時点でしか加入できない場合もあります。

後者の場合は、その間は自分で国民健康保険や国民年金に加入しなければいけません。前者であっても、申請完了し、保険証が出来上がるまでにタイムラグがあります。

扶養を抜ける場合も同様です。保険証が手元にない間は一旦10割負担での病院受診になるので注意です。

いかがでしょうか。色々なパターンがありちょっと複雑ですが、受給できるかどうかはハローワークでも相談できるので、退職した際は相談してみてくださいね。

失業した人を支えてくれる制度を活用して、自分のライフスタイルに合わせたお仕事を見つけられるといいですね。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など