セックスしなくてもなる!自分でできる膣カンジダ予防法

セックスしなくてもなる!自分でできる膣カンジダ予防法

膣カンジダになったことのある人は、「もう再発したくない」と心から願うのではないでしょうか……。

実は膣カンジダは、女性の5人に1人が経験したことがある、誰でもなる可能性のある病気です。

正しい知識を身につけてできるだけならないように、気をつけたい習慣についてご紹介します。


●膣カンジダとは



膣カンジダとは、膣の中にいるカンジダ菌が増殖し、おりものや痒みなどの不快な症状を起こす病気のことです。

カンジダ菌とはカビ菌の一種で、もともと膣や腸、皮膚などに存在している常在菌です。

健康な時には免疫が働くため、過度の増殖を防ぎ悪さはしません。


●どんな時になるの?



疲れやストレスなどの免疫力が落ちたとき抗生剤を飲んだとき妊娠時などになりやすいです。

女性であれば誰にでも起こす可能性があり、5人に1人が経験をしたことがある病気です。

時々、「カンジダは性病」と誤解されることもありますが、常在菌なのでセックスをしなくても発症します。

しかし、膣カンジダの時にセックスをすると相手に移してしまうこともあります。


●症状は?独特のおりものと辛い痒み……



・膣やその周辺の痒みや熱感
・膣や陰部の発赤
・白い、カッテージチーズや酒粕状のおりもの(量も増える)


ぽろぽろとしたおりものと、強い痒みが特徴です。

炎症に伴い、排尿時やセックス時に痛みを伴うことがあります。


●膣カンジダになったらどうすればいいの?



軽症の場合は、免疫力が回復すれば自然治癒することもあります。なかなか治らなければ、膣錠や塗り薬で治療します。

初めてカンジダになった場合は、他の病気の可能性も否定できないため、必ず婦人科を受診してください。

治療には1週間程毎日通院し、洗浄・膣錠を入れるパターンと、1錠で1週間効果があるものを1回入れるパターンがあります。

病状や病院によっても違いますが、自分のライフスタイルを踏まえて医師と相談して治療しましょう。

女性医師による受診

再発の場合は薬局で薬剤師の指導の元、薬の購入ができます。

カンジダの薬にはいくつか種類があるので、病院で使われた薬がよく効いたなら、それを覚えておいて同じ成分のものを選ぶのもよいです。

なってしまうとなかなか治らなかったり再発もしやすかったりする膣カンジダ。

「免疫が落ちる」などの原因もありますが、実は生活習慣の中に、膣カンジダになる原因がある場合もあります。

自分でできる膣カンジダ対策とはどんなものがあるのでしょうか?


●普段からおりものシートを使わない



カンジダになったときはおりものの量が増えるので、「おりものシートを使わないなんて!!」と思うかもしれません。

しかし、カンジダはカビなので湿ったところが大好きで、増殖しやすいです。おりものシートをつけていると、つけていないときよりも実は蒸れやすいのです。

「用事もあるし、つけないのが不安」という方は、こまめにおりものシートを変えたり(1日に1・2回しか替えないのは蒸れやすいですよ)、おりものシートをオーガニックコットンでできた布ナプキンに変えたりするのもおすすめです。

ちなみに私は、布ナプキンを使うようになってから膣カンジダにほとんどならなくなりました。つけ心地もよくておすすめです。

また、ナプキンも同様で布ナプキンにしたり、こまめに取り換えることをおすすめします。


●締め付けが少なく通気性の良い下着、衣類を着る



綿などの通気性の良い下着を使用するのもよいです。

ベッドでくつろぐ女性

また、ぴたっとしたパンツスタイルよりもスカートの方が蒸れにくいため、色々と工夫してみましょう。

職場では難しいこともあるため、自宅で過ごすときだけでも、通気性の良いものを身につけるとよいですよ。


●陰部を洗いすぎもよくない



たまに心無い人が、「不潔にしているからなるのでは?」と発言するのを耳にします。むしろ「清潔にしすぎている人もカンジダになる」のです。

普段、膣内はデーデルライン桿菌という菌が、外からの細菌感染や異常繁殖を防いでくれます。

きれい好きな人が膣の中まで洗ってしまった場合、そのデーデルライン桿菌まで洗浄され、膣内の環境が崩れ、カンジダ菌が異常に増殖してしまうことがあります。

膣内は洗わなくても大丈夫です。そして実は、外陰部も毎日ボディーソープや石鹸で洗う必要はありません。お湯できちんときれいに洗い流すだけでも十分なんですよ。

ちなみにシャワーや入浴のあとは陰部の水分を優しくふき取り、完全に乾いてから下着をつけましょうね。

水分が残っていると蒸れの原因になります。


●甘いものをたべすぎない



カンジダ菌は砂糖を栄養源として増殖します。お菓子やジュース、甘いものは避けて!


●睡眠をしっかりととる



どんなに様々ことを頑張っていても、からだの疲労がとれていなく、免疫が低下していては意味がありません。

薬で治しても、免疫が低下していると再発することが多々あります。しっかり睡眠をとって、からだの疲れをとることがとても大切です。


いかがでしょうか?体調を崩しやすい時期になってきたので、免疫の低下や抗生剤の内服に伴い、カンジダにも意外となりやすい季節です。

体調管理や普段のちょっとした工夫で、カンジダになるのを少しでも防げるとよいですね。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など