家でもできる不妊治療!シリンジ法を知っていますか?

家でもできる不妊治療!シリンジ法を知っていますか?

不妊治療と一口にいっても様々なものがありますが、“シリンジ法”という方法をご存知でしょうか?

自宅でできる手軽な不妊治療として、気になるこの方法をご紹介します。



●シリンジ法とは、自分で行う簡易的な人工授精



パートナーの精子を容器に採取し、その精子を妊活専用のシリンジ(針のない注射器)に入れ、女性の膣内にそのシリンジを挿入し、膣内に精子を注入する方法です。

針のないシリンジを使うので、注射をするわけではありません。自宅で、自分でできます。

「スポイト法」「膣内注入法」とも呼ばれます。人工授精の簡易版ととらえていただくとわかりやすいです。


●婦人科の受診を経験した人におすすめです



シリンジ法が向いているのは、下記のような人です。

■すでに婦人科に受診して不妊に関わる検査をしている

■排卵日にセックスをするのがプレッシャーに感じている

■排卵日前後に婦人科に受診をする時間がない

■費用をかけずに手軽に行いたい

■夫婦の生活のタイミングが合わない

■基礎体温のリズムが安定していて、排卵日が予測できている

自宅で手軽にできるので、「時間がない、タイミングが合わない」などの理由がある方におすすめです。


●どこで、いくらで、購入できるの?



インターネットで購入できます。だいたい1回分が500円前後で購入できます。(まとめ売りが多いです)

1回1~3万円程度する人工受精と比べると低価格ですね。


●シリンジ法のタイミング



排卵日の2日前~1日前に行うのがベストです。精子は膣内に到着して6時間ほどで受精可能な状態になり、3~5日間は生き続けます。

しかし卵子は排卵後、24時間が経過すると妊娠の可能性がぐっと低くなってしまいます。

そのため、排卵日当日ではなく2日~1日前が最も妊娠しやすいタイミングといえます。


●シリンジ法の流れ



男性には深めの容器に射精してもらいます。

その精液をシリンジで吸い上げ、力を抜いた状態で膣内にシリンジを挿入して、ゆっくり注入します。

女性本人が注入すると、力が入ってしまいうまくいかないこともあるため、可能であれば男性に行ってもらうのをおすすめします。

その後、10分ほど横になって安静にします。


●必ず確認!注意したいこと



インターネットでシリンジ法について調べると、もちろんいいことばかりが書いてあります。

しかし、看護師の目線から注意してもらいたいことがあります。

・不潔に扱わない


清潔な手で扱いましょう。1回使い切りのものなので洗ってもう一度使うことなどは絶対にしないでください。

不潔に扱ったり使いまわしたりすると、菌に感染する可能性があります。

・無理をして入れない


形状や使い方としてはタンポンと似ている部分があるので、比較的簡単に使えます。

しかし、慣れていないと痛かったり、緊張して膣がきつくなったりで、うまく入らないことがあります。

そのような時は無理をするのはやめましょう。膣の入り口や膣内が傷ついてしまうかもしれません。

・基本は婦人科受診


手軽で簡単な方法ですが、この方法のみで妊娠しようとするよりは、やはり医師の監修のもと検査や治療を行う方が確実です。
基本的には婦人科受診と併用することをおすすめします。特に「35歳以上の方は必ず」です!

今の医療では、卵子の老化は防ぐことができません。

1か月に1回しかない妊娠のチャンスを、自己判断の治療で何回もトライすることはおすすめできません。

また、「パートナーが無精子症であった場合」には、この方法では妊娠しません。

女性だけでなく、パートナーの男性の不妊症検査が済んでから行うことも大切です。


いかがでしょうか?

「こんな方法もあるんだ」と驚く方法ですが、女性も働いていることが多く、ライフスタイルが多様化しているからならではの方法かもしれません。

自分にあった方法で、上手に妊活とお付き合いしていきましょう。