日本ではまだまだ見慣れない、便利な液体ミルクとは

日本ではまだまだ見慣れない、便利な液体ミルクとは

みなさん、赤ちゃんのための液体ミルクというものはご存知でしょうか?震災などのニュースのときに知った方も多いかもしれませんね。

今後、日本でも導入が検討されている液体ミルクについてご紹介します。


●液体ミルクとは



生後12か月までの乳児が、母乳の代わりに飲むことができるように調整されたミルクのことです。粉ミルクの液体版ですね。

容器、吸い口ともに1回使い切りタイプです。日本では製造、販売がされていませんが、欧米では一般的に販売、使用されています。


●便利な理由



常温で保存でき、封を開けて吸い口を付ければすぐに赤ちゃんにあげることができるのです。管理も楽で、簡単にミルクをあげることができるので嬉しいですね。

粉ミルクは器具の消毒や、お湯を沸かしたり、粉ミルクの量をはかったり、温度を適温にしたりと工程が多く、手間がかかります。

外出時には荷物が増えるのでママの悩みのタネでもあるのではないでしょうか。

液体ミルクがあれば外出時や緊急時の予備として、ママの選択肢が増えるので嬉しいですね。


●震災のときにも



普段母乳で育てているママも、災害時など過度にストレスがかかった場合、母乳がでなくなることもあります。

そんな時に液体ミルクがあれば、作る手間や人目を気にすることなくミルクをあげることができます。

災害時は、自分の飲み水さえも確保が困難なので、そのまま飲ませることができる液体ミルクは便利ですよね。

東日本大震災や熊本地震の時にも、海外から救援物資として届けられ使用され、大活躍しました。


●日本ではいつ導入されるの



今まで日本で製造、販売されていなかったのは、法が整備されていないためでした。禁止はされてはいませんが、液体ミルクに対して、食品衛生法に基づく安全基準がないため、導入されていないようです。

ちなみに現在はインターネットで、海外からの個人輸入としてならば購入が可能です。ただし、輸入なので値段がとても高いです……。1回分で1,000円近くしてしまうので、なかなかハードルが高いですよね。

しかし、液体ミルクへの要望も多いこともあり、2016年秋、ついに政府は制度の整備を始めることを発表しました。導入時期は未定ですが、一歩ずつ前進しています。

日本ではまだ本格的には導入されていない液体ミルクですが、育児の選択肢が広がり、災害時にも便利なので、ママの心強い味方になりそうですね。

日本でも早く導入されることを期待します。



ライター 大山久美
某市立大学の看護学科を卒業。同大学病院の婦人科病棟で4年間勤務後、クリニックにて2年間勤務。看護師ライターへ。
得意分野:女性の病気、不妊治療など