DQN、キラキラネーム…子供の名づけ、どうする?(1)
最近ではすぐに読めない難しい名前をつけるケースが増えており、そういった名前を「DQNネーム」や「キラキラネーム」などと呼び、冷やかすような風潮もあります。
そこでこのコラムでは最近の名づけの実態と、実際に名づけをする際に注意するとよいことなどを三回にわけてご紹介したいと思います。
第一回では「DQNネーム」「キラキラネーム」とはどういったものなのかを紹介します。
どういう名前が「DQNネーム」と言われるかというと、一般的には暴走族を連想させるような当て字や、漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクターからとった当て字の名前のように、読みづらい名前や、常識の範囲をこえた言葉を戸籍上の名前に使用することを指します。
また華やかな漢字を使っていることも多いため、テレビや雑誌などでは「キラキラネーム」と呼ばれることもあります。
■「DQNネーム」「キラキラネーム」と言われる名前の例
1. 読めない漢字や当て字を使ったもの
・宇宙(コスモ)
・夏陽(ギラ)
・愛生(ラブ) など
2. 画数が多く華美なイメージの漢字が多数使われたもの
・希羅莉(キラリ)
・瑠輝唖(ルキア)
・璃駆都(リクト) など
3. 漫画やアニメなど架空のキャラクターの名前を当て字にしたもの
・今鹿(ナウシカ)
・良夢(ラム)
・黄熊(プー) など
4. 意味が強く名前負けしてしまう恐れのあるもの
・神王(ゼウス)
・美女(ミオ)
・天使(アンジュ) など
5. 言葉自体に別の意味や読み方があるもの
・心太(シンタ)=ところてん
・海月(ミヅキ)=クラゲ
・ユナ=湯女(昔の風俗で働く女性) など
6. 漢字本来の読み方を無視して途中で切ってしまっているもの
・愛(アイ)を「ア」と読ませる
・心(ココロ)を「コ」「ココ」と読ませる など
7. あきらかに意味を間違えてつけてしまったもの
・金星(マーズ)…マーズは正しくは火星
・空(アクア)…アクアは正しくは水 など
あきらかな間違えや悪意を感じる名前以外はだんだん世の中に受け入れられつつありますが、変わった名前、難しい名前だと思わぬところでデメリットを受けることも…。
次回は「DQNネーム」「キラキラネーム」のデメリットについて紹介したいと思います。