育児と介護が同時に……「ダブルケア」とは

育児と介護が同時に……「ダブルケア」とは

「ダブルケア」という言葉を知っていますか?

子育てと親の介護が同時に来てしまう現象に付けられた名前で、晩婚化や高齢出産に伴いそうした状態の女性が増えていると言われています。

一つだけでも大変なのに、同時にやってきてしまうダブルケアの問題点について考えました。


●高齢化社会と共にやってくるダブルケア

高齢化が進む日本では介護を必要とする人も多くなっています。

そんな中同時に晩婚化や高齢出産も進み、「育児と親の介護」を両方しなければならないという環境も増えているようです。

昔は子供が育ちあがったら親の面倒を見る、というパターンだったのが、全てを同時に行わなければいけない状態。

ケアの中心となるのはやはり女性で、そのために仕事をするのをあきらめる、という人も少なくないようです。


●精神的、体力的、経済的に負担が大きい

育児はそれだけでもハードですが、そこに親の介護が入ると中心人物は精神的にも追い詰められます。

夜眠る時間も少なく、自分の時間を持つことも難しい……もし私が倒れてしまったら、家族はどうなるのだろう?

そんな恐怖にいつも苛まれながら日々を過ごすのはとても辛いことです。

また、どちらも十分に出来ていないことにより自らを責めてしまう人もいるよう。

さらに経済的な負担も少なくありません。

出費がかさむだけでなく、ダブルケアにより働くことが難しくなり収入が減るということも。


●相談窓口やダブルケアを支える取り組みも

これから増えていくと思われるダブルケア人口。

横浜市には同じ状況の人が話し合う「ダブルケアカフェ」などもあり、一人で抱え込まず誰かに相談できるような仕組みが徐々に進んでいます。

孤独感を抱えがちなダブルケアは、一緒に考え解決法を探ってくれる人が必要。

今すでにそういう状態にある、という人は自治体に相談窓口があるかどうか、調べてみてはいかがでしょうか。


これからの社会問題として解決しなければならない「ダブルケア」。

万が一の時のため、自分自身の人生にも起こることがあるかもしれないとシミュレーションしておくことも大切かもしれません。