産後ケア2~メンタル~

●メンタルケアはしっかりと

出産前の女性に是非知っておいてほしいこと。

それは産後のメンタル面の急激な変化です。

出産後の女性はうつ病にかかりやすく、10%~15%程度の方が産後うつ病にかかっているというデータもあります。

ボディラインのケアなどは先延ばししても努力次第でとり戻せますが、メンタルはその時その場で対応していかないと悪い方向へと進んでしまうことがあります。


●子育ては想像以上に大変

妊娠中はお腹の中にいる子にたいして、期待と夢でいっぱいになっています。

どんな顔で生まれてくるかな、将来はこんな風に育ってほしい、オシャレでかわいい服を着せたいなど、ワクワクするようなことばかり頭に浮かびます。

体が弱かったらとか、着せたい服が似合わなかったら、などのネガティブな思考をする人はほとんどいないでしょう。

しかし、出産後は子育ての厳しい現実が目の前に立ちはだかります。

「何言ってるの?そんなの当然よ」と思うかもしれません。

ところが、子育ては想像以上に過酷です。


個人差がありますが、おっぱいやミルクをよく飲む子はぐっすり寝る(たくさん飲むのによく泣く子もいますので注意してくださいね)のですが、食の細い子は1時間おき、下手すると30分おきに泣いたりします。

赤ちゃんはお腹がすいたりオムツが汚れた時だけでなく、かまってほしいとかかゆいとか、どんな感情も泣くことで表現します。

つまり赤ちゃんは24時間いつでも泣くんです。

赤ちゃんに泣かれると、特に初めての子の場合は過剰に心配してしまう。

お肌をちょっとひっかいただけで傷が残るんじゃないか、湿疹ができれば病気の前兆ではないか、など心が休まる暇がないのです。

赤ちゃんがいるから一人ではないけど、相手は泣いているだけで何の解決にもならず、むしろ孤独感が増していきます。


●がんばりすぎず、甘えることも大事

話し相手がいないと、世の中で自分だけが大変な思いをしているように感じてしまうのです。

だから、産後1ヶ月は気兼ねなくわがままが言える場所にいられることがベスト。

もし、気持ちに余裕がなくなってきたら親元や親戚を頼りましょう。

それが難しいなら一日2時間でいいから家政婦さんに来てもらってください。

お金はかかりますが、メンタル面で自爆してしまっては元も子もありません。

それもダメなら、出産経験のある友達や親戚に来てもらったり、かたっぱしから電話やメールをして乗り切ってください。

初産ならば産後3ヶ月は自分の感情の変化に気をつけましょう。

そして、一日中誰とも口を聞かないという生活は避けることです。

気持ちが内側にばかり向かって良い結果を生みません。

ママが明るいと家庭も明るい。うまく工夫して、子育てを楽しんでしまうとよいですね。
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by 崎羽みずか
【監修】河合要介先生