初産婦の平均年齢30歳超え!加速する高齢出産 第2回

「高齢出産」をテーマに第1回では「高齢出産の基礎知識」について紹介しました。

いまや高齢出産は世間的にふつうのことになって来ていますが、忘れてはいけないのがリスク。

第2回である今回は、「高齢出産のリスク」について紹介したいと思います。

気が付いたら35歳を過ぎていたけれどそんなリスク知らなかった…というようなことにならないためにも、また35歳を過ぎて妊娠・出産をのぞむ場合、正しい情報を知った上で計画や選択ができるよう、ぜひ参考にしてみて下さい。

●流産のリスク

年齢が高くなるにつれて流産してしまう危険性が高まります。

アメリカでは40歳を過ぎた妊娠は50%以上が流産になってしまうという調査結果も報告されているほどです。

●ダウン症などの先天異常のリスク

染色体異常が原因で発症するダウン症のリスクは、20歳で1667分の1、35歳で378分の1…と若いときに比べて大幅に高まります。

また45歳では30分の1の確率といわれており、高齢出産で最大のリスクのひとつともいえるでしょう。

●妊娠合併症のリスク

胎内で胎児を養うためには身体に大きな負担がかかります。

若いときに比べて妊娠高血圧症や妊娠糖尿病、心臓疾患などの合併症が起こる可能性がとても高くなります。

●難産のリスク

高齢出産は分娩時に体力的なハンデを負うことはもちろん、子宮や産道が固くなっているため広がりにくく難産になるケースが多いといわれています。

自然分娩が難しく帝王切開になることもとても多くなります。

このように高齢出産は若いときの妊娠・出産と比べて、沢山のリスクを意識しながらすすめなくてはいけません。

最近では出生前診断などで出生前に先天異常の可能性を調べられるようになりましたが、万が一の場合どういった選択をすべきか、慎重に考える必要があります。


このように「高齢出産」と聞くとそのリスクやデメリットばかりが連想されてしまいがちですが、もちろんそれだけというわけではありません。

高齢出産には高齢出産なりのメリットも沢山あります。

最終回となる次回は「高齢出産をするメリット」について紹介したいと思います。 ----------------------
by KAMI
【監修】河合要介先生