「空気を読む」って何だろう?

カウンセラー青ヤギの駆け込み寺vol.2

こんにちは。カウンセラーの青ヤギです。

今回は気になる悩み相談がありましたので、答えてみたいと思います。
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先日、「○○ってたまにビックリするくらい空気読めないときあるよね(笑)」と言われました。

初めて人に言われたのでとてもびっくりしたのですが、心当たりがありません。

無意識にそういう発言をしてしまっていたのかと反省しているのですが、私はどうしたらいいのでしょうか(´・_・`)?
(高2・匿名)
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さて、今回の相談についていくつか一緒に考えてみましょう。

みなさんは「空気を読む」ことの良いこと、悪いことって考えたことがありますか?

はやり言葉で「KY」などと言われたりもして「空気をよまないこと」に対するマイナスイメージがとても強いですね。

集団行動で空気を読まなければ、1人だけ勝手な行動をとることでチームワークを乱してしまう場合もあるでしょう。

また、その場その場に合った発言があったりして、空気を読み違えれば場の雰囲気を壊してしまうこともあるでしょうし、誰かに嫌な思いをさせてしまうこともあります。

こういったことが、空気を読まないデメリットかもしれません。

だけども、そんな人だからこそのパワーもあります。

歴史上の人物でいうならば、坂本竜馬なんて、思いっきり空気を読んでいないでしょうね。

新しく何かを始めたり、発見したりするカリスマ的人物は「空気を読む」なんてことをして、皆と同じことをしていたら新しいことをできるわけがありません。

「KY」という言葉が最近できたというのは、子供が少なくなった時代的な理由があるのかもしれません。

相談者の方のような思春期は、心理学的にも集団の中での自分と他者を比べて「自分はどんな人間か?」ということを知ってゆく時期なのです。

大人への準備期間なので、人と比較したりしてしまうのは自然なことです。

だから、集団の中での自分というものに対して、必要以上に気になってしまうのは自然なことなのです。

そして、冷静になってよく考えてみたらあることに気づきます。

この相談者さんは、自分の周りに何人の人がいるのでしょうか。

もし仮にありとあらゆる人を足したら50人だとします。

50人の人と関わるのであれば、50通りの印象があると思いませんか?

そして1/50の意見を全ての意見としてしまったとしたら、これからも大変なことになってしまいます。

これは、失敗などについても同じことが言えます。

100回うまくいっているのに、2、3回失敗しただけでもし「向いていないからやめよう…。」なんて思ってしまったら、その3回を全てとしてしまっているのです。

恐ろしいのは「失敗」することではありません。

それを繰り返すことで失敗を恐れて、「何にも挑戦できない大人」になってしまうことのほうが恐ろしいことなのです。

孔子の論語の言葉にこんな言葉があります。

「君子は和して同せず、小人は同して和せず。」

まわりと協調することは大切なことですが、相手に合わせすぎて自分を失うのではなく、自分の意思や気持ちも大切にしましょう