文豪の名作で紐解くモテ女子の秘訣3か条

みなさん、文学は好きですか?

「そんなの学生のものじゃない?」
「昔読んだけど内容は忘れちゃった」

今にもそんな声が聞こえてきそうですね。もったいない!すごくもったいないですよ!

実は、昭和初期~中期の名作に登場する愛される女性の特徴は、ほとんどが現代にも通じるもの。

昔も今も、愛される女性の条件は基本的に変化していないということかもしれません。男性って進化しない生き物ですねぇ。

そこで今回は文豪の名作から「魅力的な女性」をピックアップ。彼女たちの「愛されポイント」を探っていきましょう。


●秘けつ第1条
「女性たるもの深い愛情をもつべし」
(三島由紀夫・春の雪)


三島由紀夫の長編小説「豊穣の海(ほうじょうのうみ)」四部作の第一部「春の雪」。

貴族の家庭に 育った主人公・清顕(きよあき)と、名家の令嬢、聡子(さとこ)との禁断の恋の物語です。

ヒロインの聡子は清顕より少し年上の女性です。彼女は清顕に淡い想いを抱いていました。

しかし年上で聡明な彼女に引け目を感じている清顕は素直になれません。

そんななか、聡子と別の男性との縁談が決まります。そこで清顕はようやく聡子への想いに気付きます。

オトコの子供っぽさを、深い愛情で受け止めるのが聡子の特徴。

聡子の持つ優雅な気高さはまさに男性にとって永遠の憧れ。

さらに彼女は聖母のような温かい愛情を兼ね備えています。

これは愛されないはずがありませんよね。


●秘けつ第2条
「女性たるもの健気であれ」
(太宰治・ヴィヨンの妻)


太宰治の短編集「ヴィヨンの妻」は主人公の詩人・大谷とその妻「さっちゃん」の物語です。

家庭をかえりみず、酒とオンナに溺れる夫をたくましく支えるさっちゃん。

この物語が悲惨さから一歩離れた作品になっているのは、さっちゃんのポジティブさのおかげ。

生活のために自ら働くことに喜びを感じ、小さな幸せまで感じてしまえる単純さも彼女の魅力です。

さっちゃんの健気な人柄は作品中でも若い男性を虜(とりこ)にします。それでも彼女は夫のもとを離れません。

彼女はただ、妻として母として、淡々と生きようとする。

人間として、女性として、とてもシンプルな強さを持った女性なのです。

これぞ、男性が本質的に求める「理想の奥さん像」といえるのではないでしょうか。

ただし、支える相手はきちんと見極めましょうね。


●秘けつ第3条
「オンナの武器は徹底的に磨くべし!」
(谷崎潤一郎・痴人の愛)


真面目で冴えないサラリーマン・河合はカフェで知り合った15歳の少女・ナオミを手元に引き取り、理想の妻として育てようとします。

しかし、ナオミは成長するにつれて自分の魅力を十分に理解し、主導権を握っていく。

河合は次第に彼女の虜になり、ナオミの奴隷として生きていくことに。

うーん。オンナ冥利に尽きるというか、思わず憧れてしまう女性も多いのではないでしょうか。

「自分の何が武器になるのか」をちゃんとわかっているオンナは強いですね。

思い通りにいかない女性に振り回されることに快感を得る男性も、意外と多いのかもしれませんね。


●3作品に共通するのは「オトコに流されない圧倒的な女子力」
有名な日本文学に登場する愛される女性たち。それぞれにまったくキャラの違う3人。

この3人に共通するのは男性に媚びない「圧倒的な女子力」なのでは?

オンナであることを上手に利用しながらも、決して男性の言いなりにはなりません。

・オトコの子供っぽさも包み込む深い愛情
・健気さとポジティブさ
・オンナを武器にするしたたかさ


このように男性にはない要素を持ったオンナにオトコはひれ伏すのかもしれませんね!

古くから読者に愛され続けてきたヒロインたちの愛され要素をヒントに、オンナの人生を楽しみましょう!


by みわ あやの