20代~30代の女性に増えている「非定型うつ」って?【前編】

ちょっとしたことでクヨクヨしてしまう、仕事にやる気が出ない・・・など、ネガティブな感情は誰もが抱くもの。

そのドンヨリとした気持ちが晴れればいいのですが、いつまでも引きずったままだと心が弱くなってしまうことも。

国内では「10~15人に1人」が一生のうちにうつ病になるといわれています。うつ病は特別なものではなくて身近な病気なのです。

うつ病には軽いものから重いものまでありますが、今注目されているのは従来のうつとは異なる「非定型うつ」。新しいタイプのうつ病で、20~30代の女性を中心に急増中です。

そんな「非定型うつ」を前後編に分けてご紹介します。


●うつに見えないけど、うつってどういうこと?

うつ病といえば「不眠」や「食欲がない」などが特徴。一方「非定型うつ」の、大きな特長は「過眠」や「過食」。今までの症状とは異なり、たとえ心が弱っていても『よく眠れるし、うつ病じゃない』と思ってしまい、発症に気付くのが遅くなるということがよくあります。


●ダラダラしちゃうのは甘え?

「非定型うつ」になると朝起きるのが辛くなり、体がナマリのように重く感じます。単に疲れやすいというレベルではなく、立ち上がるのも困難な程、全身が極度にだるくなってしまいます。休日は寝て過ごすことが多くなり、1日に10時間以上眠っても眠気が取れません。そして夕方頃には、『今日も充実して過ごせなかった』と落ち込みます。

過眠やダルさは「非定型うつ」の症状ですが、多くの場合は『私は甘えているのかな?』と本人の性格の問題だと思ってしまうそう。うつ病を発症しているのに、本人でさえ「心の病気」と自覚できないケースもあります。


●その行動、みんなに良く思われていないかも?

「非定型うつ」は今までのうつ病のイメージと違うため、周りの人にはうつ病だと分かってもらいにくいのも特徴です。下記のような行動パターンが多くなり、周囲には『なまけてるだけ』『自分勝手だ』と誤解をうけることがあるそう。

「いつも眠そうにしている。遅刻が多い」
「面倒なことはしない。好きなことだけテンションが上がる」
「思い通りにならないと、他人のせいにする」
「自分は不幸な人間だと思う。だけど努力はしない」
「ちょっとした他人の言動にイライラする」


●最後に

「非定型うつ」は新しいタイプのうつ病です。コラムを読んで「私って非定型うつかも?」と気になった人はラルーンの「非定型うつ危険度チェック」を試してみてください。

心の健康状態を知り、不安がある人は早めに専門機関をおとずれましょう。


by 萩原美月
【監修】寺田陽子先生