20代~30代の女性に増えている「非定型うつ」って?【後編】

「非定型うつ」という新しいうつ病が、今、20~30代の女性に急増しています。

これまでのうつ病と症状が違うことから、「心の病」と分かりにくく、本人でさえ自覚がないことが多いそう。

このうつ病は「物事の考え方」や「育った環境」など、その人が持っている気質や性格が深く関わっているといわれています。

「非定型うつ」を発症しやすい人は、どんなタイプなのでしょうか?

コラム前編では「症状」や「行動パターン」についてご紹介しました。後編では「非定型うつ」を「発症しやすいタイプ」をピックアップしてご紹介します。


●優等生タイプ

子どもの頃から周囲の期待にこたえようと頑張ってきた「良い子」タイプ。

成績優秀で優等生な気質ですが、内面は自信がなくて不安を抱えています。こういった人は今まで批判された経験が少なくてプライドも高いので、ちょっとした失敗さえも本人にはダメージになってしまい大きなストレスになり、ダメージを受けます。


●自己評価が低いタイプ

自己評価が低く、『どう思われているんだろう・・・』と、他人の目が気になるタイプ。

他人から自分をよく見てもらいたい欲求が強く、他人からの評価が低いと不安を感じます。また人から褒められても内心は自信が持てず、他人からの評価が気になって仕方がない 「もろさ」があるのです。緊張感が強く、あがり症など対人恐怖がある傾向です。


●気持ちを表現できないタイプ

本人にとっては他人からのの評価が気になるので、気に入られるよう、自己主張をせず、自分を殺してしまいます。相手に合わせようとしすぎるため、自分の要求ができずに不満などのネガティブな感情を溜め込んでしまいます。


●優しいタイプ

誰にでも優しくて、気づかいができるタイプ。

一見、コミュニケーションが上手で責任感もあり、周りからの評価は高いです。しかし、みんなを喜ばせようと無理をして、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまいます。


●愛情不足タイプ

幼少時代に、十分に愛情を注がれなかったタイプ。

『自分は愛されていない』という不安感情を抱いたまま大人になり、苦しい時もうまく他人に甘えられません。他人に助けを求められずに、1人でストレスを抱え込みがちです。


●最後に

『頑張らなきゃ』『みんなから好かれたい』。こういったポジティブな気持ちは、自分を成長させる原動力となります。

しかし、その気持ちが強すぎたり、バランスが悪かったりすると、心にストレスを与えます。意欲が高い人ほど、何かをキッカケにして「非定型うつ」を発症するかもしれません。

非定型うつ病の人は、発症前はすぐれた人格の人が多く、何ら問題なく日常生活を過ごせているのです。

『最近ちょっとしんどいな』と思う人は、ぜひラルーンの「非定型うつ危険度チェック」を試してみてください。頑張る時は頑張って、休む時は休んで、毎日をイキイキと過ごせれば素敵ですよね。


by 萩原美月
【監修】寺田陽子先生