これって産後うつ?産後うつの基礎知識

子育て中のママの10人に1人が産後うつを発症していると言われています。

そもそも『産後うつ』とは何なのか、どういう状態を指すのか。さらに、予防法はあるのかなど、産後うつの基礎知識についてご紹介します。


●産後うつとは


産後、気持ちがひどく落ち込んだり、体が思うように動かなかったり、赤ちゃんのことが可愛いと思えなくなったり…という状態を、産後うつと呼びます。

一般的に、産後1カ月以降のママが、2週間以上にわたって気分が落ち込む状態が続いていることを指します。

一方で、出産直後、約8割のママたちが、情緒不安や倦怠感などを経験しているそうです。

これは、マタニティ・ブルーズなどと呼ばれています。心の病気というよりも、一時的に気分が落ち込んでいる状態。

妊娠~出産~子育てという変化の中で、ママのホルモンも大きく変化しますから、ホルモンの変動などによって一時的に気分の落ち込みが発生することは、実はとても自然なことなんですね。

産後うつと、マタニティ・ブルーズは、はっきり区別できるものはないようです。マタニティ・ブルーズの症状が重くなり、産後うつに発展するケースもあるので要注意。

また、産後1カ月以上過ぎてから、急に気分の落ち込みがひどくなるママもいます。


●産後うつを予防するために


自分が産後うつになりやすいタイプか、産後うつになりやすい環境にあるかを、把握しておくことも大切です。

下記のチェック項目にあてはまる項目が多い人ほど、産後うつになりやすい素質があると言えます。

・人に頼るのが苦手、自分でやらないと気がすまない
・周りに相談できる家族や知人が少ない
・赤ちゃんの発達に心配ごとがある(小さく生まれた、成長が遅いなど)
・出産前と大きく生活スタイルが変わった(睡眠不足、食欲がないなど)
・離婚した、慣れていない土地に引っ越したなど、環境に大きな変化がある
・貯蓄が少なく、金銭面で困っている

自分が産後うつになりやすいタイプだと自覚できたら、予防のためにできることはないか、解決策を検討しましょう。


●産後うつの予防と回復のために


少しでもつらいことや不安なことがあれば、パートナーをはじめ、頼れる家族や知人に、その気持ちを素直に伝えましょう。

家事も育児も、どんどん協力してもらいましょう。産後うつを予防するには、何よりも周囲の理解と協力が不可欠です。子育ては、1人で抱えこまなくていいのです。

また、お住まいの地域の自治体へ相談することもおすすめです。電話でのサポートや、産後ケアの助成など、支援制度があるか事前に調べておきましょう。

どうしても赤ちゃんと一緒にいるのがつらい・・・そんな時は「乳児院」という一時的に赤ちゃんを預かってもらえる施設もあります。周りに頼るママは決してだめなママではありません。どんどん頼りましょう。

あまり症状が改善しない場合には、早めに医師に診てもらうことも考えてください。パートナーや家族に、一緒に病院に行ってもらえると心強いですね。