ハイリスク妊娠…前置胎盤・低置胎盤って?

「前置胎盤・低置胎盤」が「ハイリスク妊娠」と言われているのをご存知ですか?

妊娠・出産にはさまざまなリスクがつきもの。中でも母親と赤ちゃんのいずれかもしくは両者に危険が予想される妊娠を「ハイリスク妊娠」と言います。

過去に秋篠宮紀子様が「前置胎盤」のため皇族では初となる帝王切開による出産をしたことが話題となり、その名前やリスクが世間にも浸透し始めました。

前置胎盤・低置胎盤による妊娠は大量出血や早産などのリスクが高く、これから妊娠を…と考える女性にとって不可欠な知識。

そこで今回はその知識についてご紹介したいと思います。
妊娠中のさまざまなトラブルに慌てないためにも、ぜひ正しい知識を身につけて下さいね。


●前置胎盤・低置胎盤って?
胎盤が赤ちゃんの出口(子宮口)をふさいでしまっている状態のことを「前置胎盤」といます。

また子宮口をどのくらいふさいでいるかによって以下のように分類されます。

・全前置胎盤…胎盤が子宮口を完全にふさいでいる状態
・一部前置胎盤…胎盤が子宮口の一部をふさいでいる状態
・辺縁前置胎盤…胎盤が子宮口をわずかにふさいでいる状態

胎盤が子宮口にはかかっていないものの、ふつうよりも子宮口近くの低い場所に位置している状態を「低置胎盤」といいます。


●どんなリスクがあるの?
前置胎盤・低置胎盤には下記のようなリスクがあります。

・妊娠中~分娩時に大量出血を起こす可能性があり、命に関わる危険性がある
・子宮口の入口を胎盤がふさいでいるため、帝王切開での分娩が多くなる
・癒着胎盤(子宮に胎盤が癒着し産後もはがれず排出されない)などの合併症がある

※「ハイリスク妊娠」といわれている理由はこのように、妊娠中、出産時、産後…とすべての時期において、慎重な対応が必要なためではないでしょうか。


●どんな人がなりやすい?
明確な原因はあきらかになっていませんが、手術等で子宮内膜が傷ついた場合や、子宮内に炎症がある場合に前置胎盤になる可能性が高くなると考えられています。

具体的には、以下のような場合です。

・過去に出産経験のある方
・帝王切開での出産経験のある方
・流産手術、人工妊娠中絶、その他子宮に関する手術の経験がある方
・喫煙者
・高齢妊娠に当てはまる方
など


●前置胎盤・低置胎盤と診断されたら…?
前置胎盤の程度にもよりますが、出血を起こさないよう出来る限り安静にする必要があります。

出血がある場合には入院になることがほとんどですが、出血がない場合でも普段から出血の可能性を考えて入院の準備等をしておくことが大切です。

無事出産を終えるまで、担当医師の指示に従い、生活を送るようにしましょう。

いかがでしたか?もしも前置胎盤・低置胎盤と診断されたときに慌てず対応できるよう、知識として身につけておいて下さいね。