妊娠中、母子共にリスク大!急増する妊娠糖尿病とは

妊娠したことにより血糖値が基準以上に高くなることを「妊娠糖尿病」といい、ママと赤ちゃん双方に影響があるとして注意が呼びかけられています。

それまで糖尿病とは縁のなかった女性が、妊娠してから糖尿病を発症する割合は妊婦さん100人に対して約12人と、決して少ない数ではありません。

しかし、いざ妊娠し高血糖を指摘されるまで、血糖値を計る機会はめったにありませんし、どう対策したらいいのか知らないという人がほとんどでしょう。 そこで今回は母子の健康をおびやかす「妊娠糖尿病」についてご紹介したいと思います。

現在妊娠中の人も将来赤ちゃんが欲しいと考えている人も、ぜひ参考にしてみて下さいね。


●なぜ妊娠糖尿病になるの?
妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンが、血糖値の調節に必要なインスリンというホルモンの働きを邪魔するため、高血糖になりやすく妊娠糖尿病を発症するといわれています。

また妊娠後期には身体に大量のインスリンが必要になるのですが、もともとインスリンが十分に分泌されない体質の場合、血糖値が上昇し、妊娠糖尿病につながってしまうのです。


●母子への影響は?
妊娠糖尿病になると胎児も高血糖になりやすく、さまざまな悪い影響があります。

【赤ちゃんへの影響】
・流産、巨大児、低血糖児、心臓病、胎児死亡 など

【ママへの影響】
・ 妊娠高血圧症候群、羊水過多、出産後の糖尿病へ移行するリスクの増加など
・赤ちゃんが巨大児になることにより、難産になったり、帝王切開になるリスクの増加


●妊娠糖尿病の予防と対策
妊娠糖尿病の予防には普段からバランスの良い食生活、適度な運動を心がけましょう。 気をつけていても妊娠糖尿病になってしまった場合には、血糖値の管理を行うため、まずは食事療法を開始します。

食事療法により血糖値がコントロールされれば、入院の必要はありません。食事療法でも血糖値が管理できない場合は、インスリン注射により、管理することとなります。いずれにしても、医師の指導により、適切な治療を受けることが大切です。


●こんな人は気を付けて!
・糖尿病の家族がいる・普段から食べ過ぎる傾向がある
・肥満である
・妊娠してから体重が急に増えた
・高齢出産である

上記のようなリスク因子にあてはる方は妊娠糖尿病を発症しやすいといわれています。
妊娠糖尿病は症状が進行するまで自覚症状はほとんどありません。

妊娠に気づいたとき、これから妊娠を考えている場合にはぜひ普段の食生活や血糖値にも気を配るようにしましょう。そして、きちんと妊婦検診を受けましょう。

いかがでしたか?
母子の健康を守り安全な出産を迎えるためにも、ぜひ妊娠糖尿病の予防と対策法を知っておいて下さいね。