妊娠中の最難関?!つらい「つわり」を乗り切るには?
中でも多くの妊婦さんが悩まされる症状として有名なのが「つわり」。
その症状は個人差がはげしく、一口に「つわり」と言っても人によりさまざま。
そこで今回はそんな妊娠中の「つわり」についての知識と、乗り越え方についてご紹介したいと思います!
●「つわり」ってなんで起こるの?
妊娠中のホルモンの変化により引き起こされると考えられていますが、実はまだ明確な原因は解明されていません。
期間は個人差がありますが、妊娠5~6週目(妊娠発覚直後)から16週目(妊娠5か月)ごろまでに見られることが多く、8~11週(妊娠3か月)ごろがピークと言われています。
●つわりの症状
・吐きづわり
吐き気や気持ち悪さを感じ、胸や胃がムカムカする。
・においづわり
食べ物のにおいなどをかぐと気持ちが悪くなってしまう。
・食べづわり
空腹になると気分が悪くなり、常に食べてしまう。
・食べ物の好みが変わる
急に酸味の強いものが食べたくなったり、いままで好きだった食べ物を一切受け付けなくなったりする。
・頭痛がする、体が重い
頭が痛かったり、だるくてずっと動けないような状態。
●こんなときは要注意!
一日中吐いている、体重が減った、水分が全く取れない・・・このような状況が続くことを「妊娠悪阻(おそ)」といいます。
「ただのつわりだから」と放置すると脱水症状を起こしたり母体やおなかの赤ちゃんも危険にさらすことに。
「日に何度も吐いてしまう」
「体重が極端に減った(1~2㎏/週、または妊娠前より5㎏以上)」
「水分が取れず、フラつきを感じ、横になっていることが多い」
などの特徴がひとつでも当てはまる場合、すぐに産婦人科を受診し医師に相談しましょう。
●つわりをラクにする方法
・水分補給はしっかりと
水分を取りたい気分でないときも、口に水を含みしめらせるなどこまめに水分補給をするのが○。摂取できるときはスポーツドリンクを薄めてのむことをおすすめします。
・ゆったりとした服装を心がける
締め付けやフィット感のある洋服や下着を避け、ゆったりとした服装を心がけましょう。
・積極的に外に出る
つわりだからといって家にこもりがちになるのはNG。お腹のいたみや出血などなければ、散歩などして外の空気を吸いましょう。
近所を散歩するだけでも気分転換になり、症状がやわらぐことがあります。
・食事はあたためずに
食べ物のにおいに吐き気を感じてしまう場合、食事はにおいのわかりづらい冷めたものを食べるのが○。ただ冷えすぎたものをたべすぎると胃腸が冷えるので冷やしすぎは注意です。また、こまめに少しずつ食べるのもオススメです。
・枕元に食べ物を用意しておく
寝起きに気持ち悪さを感じる人が多いことから、枕元にすぐつまめるものを用意しておくのが○。ただし、お菓子や消化の悪い物などはおすすめできません。
いかがでしたか?
どんなに辛くてもいつかは終わるもの。
つらいつわりを乗り切って幸せな出産を迎えて下さいね!