切迫早産って何?

切迫早産って何?


●切迫早産ってどういう状態?
切迫早産とは、早産になりかかっている一歩手前の状態。

子宮の収縮が必要以上におこることによって、子宮口が次第に開いてきて赤ちゃんが出てきそうな状態になることを指します。

切迫早産では、進行すると子宮内の羊水を包みこんでいる膜が破れて羊水が流出してしまう破水の状態になる危険性もあります。

※妊娠22週以前の場合は、「流産」しかけている状態=「切迫流産」と言います。



●そもそも早産って何?
本来、早産とは正期産(妊娠37週0日~41週6日)以前の、妊娠22週0日~36週6日までの出産のこと。

妊娠のごく早期で生まれた場合は、赤ちゃんが死亡に至ったり、長期間の新生児医療が必要になります。

小さな状態で生まれた赤ちゃんほど、障害が出る可能性が高くなるといわれています。

※妊娠22週以前の場合は「流産」と言います。

早産によって生まれるのは全妊娠の約5%。感染や事故、ストレス、母体の体質によることが主な原因ですが、その他にも、妊娠高血圧症候群、前置胎盤などの病気が原因で、人工的に早産を選択する(多くの場合は帝王切開)必要がある場合もあります。


●切迫早産になったらどうするの?
切迫早産の治療では、子宮の収縮を抑えるために子宮収縮抑制剤を使用します。

子宮口があまり開いていない軽度の場合は、収縮剤の内服などで通常の外来通院治療でも対応できますが、子宮口の開きが進んでいる状態では、入院し、呼吸収縮抑制剤の点滴治療が必要になります。

また、膣からの細菌による感染も切迫早産の原因のひとつ。そのため、抗生剤を使用して、感染を治療することもあります。

切迫早産で入院した場合、妊娠週によっては3か月以上の長期の入院になることがあります。

一日中点滴、安静、お風呂にも入れない…そんな大変な入院生活になる場合も。

ですが、子宮収縮のコントロールが良好であれば、基本的には安心です。

自宅での安静、入院中は無理のない範囲で、本を読んだり、赤ちゃんのために編み物をしたり、毎日を楽しめるように工夫してみましょう。


●切迫早産しやすい原因とは?
以下のような行動は、要注意です!

・重い物を持つなど、おなかに力がかかることをする
・長時間立ちっぱなし
・ストレス
・激しい性行為
・細菌の膣内感染
など


切迫早産に陥らないためには、日頃から疲れを溜めないよう、できるだけゆったりとしたマタニティライフを送ることが大切です。