妊娠前期にみられる切迫流産とは?

妊娠前期にみられる切迫流産とは?


●切迫流産は流産と何が違う?
「流産」は既に赤ちゃんが亡くなってしまった状況を指しますが、 「切迫流産」は、多くの場合胎児の心拍が確認できる状態にあります。 そのため、切迫流産が必ずすべて流産してしまうのではなく、妊娠継続の可能性も十分残されています。

妊娠の早期でまだ心拍が確認されていない状態で出血があり、流産が疑われる場合でも、切迫流産といわれることがありますが、出血の有無よりも胎児が順調に育っているかどうかがポイントとなります。


●こんな症状があったら、切迫流産の疑いが!
切迫流産でみられるのが、妊娠初期の不正出血です。何日も出血が続いたり、生理のような出血がおこります。出血は吸収されずに子宮内にたまったり、少しずつ流出してくるものもあり、少量の出血が継続することもあります。出血量が多い方が流産の可能性が高く、下腹部痛を伴うことがあります。

ですが、胎芽の心拍が確認でき、出血量がそれほど多くない場合は、いずれ安定し、妊娠は継続することが多いです。

少量の茶色の分泌物やおりものに混じる程度の出血でもまずはかかりつけの医師に相談してください。月経量程度の出血や強い痛みを伴う場合は、すぐに病院を受診することが大切です。


●切迫流産の治療は、安静にすることが第一
切迫流産では、安静にすることが一番だといわれています。また、止血剤や子宮収縮抑制剤を内服することもあります。

出血があるうちは外出や運動は避け、できるだけ動かないようにしましょう。出血や腹痛の症状がおさまれば、その後のマタニティライフにも、出産後の赤ちゃんへの影響もないといわれています。


●切迫流産は私のせい?…自分を責めないで
切迫流産には、胎児側と母体とそれぞれに原因があります。胎児に原因がある場合は、染色体異常が原因の場合が多く、残念ながら流産を防ぐためにできることはありません。

結果的に妊娠を継続できなかったとしても、胎児、母体共にさまざまな原因が考えられますので、どうか自分を責めないでくださいね。