妊娠中の貧血は早めの対策を!


●妊婦の30%以上が貧血になる!?
妊娠すると、貧血になる妊婦さんが多くみられます。お腹の赤ちゃんはママの血液から酸素や栄養など得て成長します。

そのため、妊娠中の血液量は増加するようになっています。ただ、血液量が増えても赤血球は増えないため、血液が薄まり貧血になることが多いです。

また妊娠中は赤ちゃんへの栄養がたくさん必要となるため、栄養のバランスが崩れ鉄分不足になってしまうことも多いのです。

妊娠中に鉄欠乏性貧血に陥る妊婦は、全体の30~40%にもなるといわれているため、注意が必要です。


●貧血はお腹の赤ちゃんにも悪影響
妊娠中に貧血になると、ママ自身はふらつき、疲労感、めまいや動悸、といった、一般的な貧血の症状に陥ります。

貧血が悪化すると、お腹の赤ちゃんにも影響がでてきてしまいます。発育に遅れがでたり、未熟児になる場合もあるので、妊娠中の貧血は早めに対策をとることが大切。


●正しい治療で健康なマタニティライフを
妊娠中の血液検査などの結果で貧血とわかった場合、鉄剤を服用するのが基本的な治療となります。その他、体調によってビタミン類やたんぱく質などの服用を促されることもあります。

鉄分の吸収にはビタミンCが必要となります。ビタミンCを一緒に内服することをおすすめします。

また、鉄分と同様に重要な栄養素は「葉酸」です。葉酸もサプリメントなどがりますので、すすんで摂取することをおすすめします。

鉄剤は便秘や下痢になりやすいといわれ、人によっては吐き気など胃腸の調子をくずすこともありますが、少量からでも内服し、貧血の治療が始まったら、飲み忘れに注意して、身体の中から健康を維持するようにしましょう。


●食生活の見直しで貧血は防げる!
鉄剤だけに頼らず、食生活を見直すことでも、貧血になりにくい身体はつくれます。そこで、積極的に摂りたいのが、鉄分を多く含む、次の食材。

・レバー
・あさり
・ひじき
・ごま
・小松菜
・ほうれん草
など

さらに、前述した通り、鉄分と一緒にビタミンCを摂ると、鉄分の吸収を高めます。鉄分を補う食品だけでなく梅干しやレモンなどのすっぱいものを一緒に食べるようにしましょう。

また、鉄分を摂った後、タンニンの多いお茶を飲むと、鉄分の吸収が下がってしまうので、食後すぐにお茶を飲む場合は、麦茶やハーブティなどタンニンの少ないものを選ぶようにしてくださいね。