妊娠の仕組みって?
だいぶ前の事で忘れてしまったり…望まない妊娠をしないために、改めてしっかり身につけましょう。



「排卵」「受精」「着床」について、もう少し詳しく見てみましょう。




「卵子」が育つ卵巣は、子宮の両側にあります。
卵子がほどよい大きさに成長すると、卵巣の皮をやぶって卵子が出てきます。これが「排卵」です。
排卵時期は妊娠する可能性がとても高いです。妊娠を望まないならセックスをしないようにしましょう。
排卵が起きるのは、生理と生理の中間のあたりです。
排卵のときに軽い下腹痛(排卵痛)を感じる人もいます。出血を伴う場合(排卵出血)もあります。

妊娠しにくい時期を知るためにも、排卵時期を知ることはとても大事です。
ラルーンに生理日を入力して管理すれば、次の排卵予定日や妊娠しやすい時期がわかります。生理がくるたびにしっかり入力して管理しましょう。
ラルーンを使っていても100%排卵時期を知ることはできません。妊娠を望まない人は、セックスする時は必ず避妊しましょう。

基礎体温をつけると、もっと詳しく排卵時期を知ることができます。
基礎体温が低くなる低温期に入ると生理が始まり、排卵をきっかけに高温期になります。
低温期から高温期に変わった瞬間が排卵時期で、もっとも妊娠しやすい時期です。妊娠を望まない人はセックスを避けましょう。
ラルーンには基礎体温をつける「基礎体温グラフ」もあります。毎日基礎体温を管理すれば、いっそう妊娠を避けることができます。




次は「受精」についてです。
卵巣から出てきた卵子は、まず子宮につながる卵管に取り込まれます。
卵管のちょっと太くなったところが受精の場。ここで卵子とセックスによって腟に送りこまれた精子が出会うと「受精」が起きます。
「受精」しなければ妊娠はしません。妊娠を望まない人は、受精をさけるために必ず避妊しましょう。
卵子の寿命はとても短く、排卵してから12~24時間程度です。なので受精するのは排卵してから12~24時間以内に限られています。
精子の寿命はもっと長く、射精してから72~120時間くらいは受精できるとされています。
避妊するときは必ずコンドームを使い、精子が腟に入らないようにしましょう。受精が起きなければ、排卵の約2週間後に生理が起きます。
受精した卵子と精子は「受精卵」です。



受精後4~5日で子宮にたどり着き、子宮内膜にもぐりこむことで「着床」が起きます。

受精卵が「着床」すると、「妊娠」が成立します。
着床するとhCGというホルモンが分泌されるようになります。妊娠検査薬などで尿中にこのホルモンが測定されると妊娠と診断されます。
